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紅き真珠の詩(うた) 第3話 海を行く隊商 ネタバレあらすじと感想・考察

紅き真珠の詩 第3話 海を行く隊商 紅き真珠の詩

紅き真珠の詩(うた) 第3話 海を行く隊商 あらすじ

張普然ジャン・ジンランに助けられた端午ドゥアンウーは、真珠採りの苦労を語った。
その苦労を世に訴える詩を作ると 張普然ジャン・ジンランは約束した。
張普然ジャン・ジンランは側にいるよう端午ドゥアンウーを誘ったが、端午ドゥアンウーは自由になりたいからと断り船を降りた。

崔定ツイ・ディンは財宝を持って燕子京イエン・ズージンの船の乗り込み逃げた。
端午ドゥアンウーは奪われた血珠を取り返すため弟分の蝦米シアミー崔定ツイ・ディンの後を追った。

崔定ツイ・ディンの本当の名は燕定イエン・ディンで、燕家の裏切り者だった。
端午ドゥアンウーは血珠を取り戻すため崔定ツイ・ディンを襲ったが、燕子京イエン・ズージンに血珠は奪われた。

自分の命を守るため燕子京イエン・ズージンの妹が生きていると話した崔定ツイ・ディンは、拷問にかけられた。
燕子京イエン・ズージンは血珠を300万で売ると言うと、端午ドゥアンウーを船の召使(掃除係)にした。

感想・考察

前回の終わり、端午ドゥアンウー張普然ジャン・ジンランに助けてもらいました。
このまま張普然ジャン・ジンランのお世話になるのかな?と思いきや、燕子京イエン・ズージンの所で働くことに!

端午は血珠を取り返そうと崔定ツイ・ディンを追って燕子京イエン・ズージンの船に乗り込んだので、偶然の経緯ですが、サムネの状態への第一歩を踏み出したような気がします。
ワクワク🥰

康琚(カン・ジュー)の役割

1話では、若君(燕子京イエン・ズージン)のふりをして商人たちが持ってきた売り物に値段をつけていた康琚カン・ジューです。
燕子京イエン・ズージンの側近の人という理解でしたが、今回、何のためにいる人なのか完全に理解しました。

康琚カン・ジュー「助けたいんですね?」
燕子京イエン・ズージン「何をだ?生きるうえで頼れるのは自分だけだ」
康琚カン・ジュー「まだとぼけると?」

「紅き真珠の詩(うた)」第3話より引用

このシーンを見たことで理解しました。

燕子京イエン・ズージンは今のところ、分かりにくい人です。
何を考えているのか、顔に出しません。ポーカーフェイス。

康琚カン・ジュー燕子京イエン・ズージンが何を考えているのかを、視聴者に教えてくれるためにいる人だと思いました!
これからお世話になると思います、康琚カン・ジューさん、よろしくお願いします🙇‍♀️

目指せ300万

血珠は端午ドゥアンウーのものなのに、崔定ツイ・ディンに奪われ、燕子京イエン・ズージンに奪われ、300万で売ってあげると言われてしまいました。
端午ドゥアンウーのものなのに…。

燕子京イエン・ズージンとしては、貴重な血珠を端午ドゥアンウーが持ってても危ないから預かってあげてる…とか、生きる目標を与えるために奪った…のかもしれませんよね。
康琚カン・ジューの解説を聞いた感じ、燕子京イエン・ズージン端午ドゥアンウーを気にかけてくれているみたいなので。

とにかく、端午ドゥアンウーはお金を稼ごうと頑張り始めたみたいです。

300万の価値

ところで300万っていくらくらいなんでしょうか?

まず、1話によれば、崔家採取場でこれまで一番高く売れた真珠が400万でした。
しかし2話で端午ドゥアンウーは、自分の採った大珠真珠を700万で売ることに成功しました。

燕子京イエン・ズージン「普通の者が一生働いても稼げぬ額だ」

「紅き真珠の詩(うた)」第3話より引用

と言っていたので、現在の価値にしたら300万は5億円以上なのではないかと、まず予想しました。

現在では、真珠が比較的手に入りやすい価格で売られているため想像が難しく、本を読んでみました。すると、真珠の養殖が始まる以前の真珠は、ものすごく貴重だったということが分かりました。

7頁
「たとえば一九一二年の三重県水産試験場の報告がある。その報告によると、四万五三三七個のアコヤガイが調査されたが、〇・一四グラム(直径四・七ミリ)以上の真珠が採れたのは七個であった。一万個に換算すると、一・五個。四・七ミリ以上の真珠が出てくるのは一万個に一つか二つの勘定となる。」
31頁
「天然真珠の世界ではアコヤガイは一万個で一個か二個の丸く美しい真珠を生み出した。」

「真珠の世界史 富と野望の五千年」山田篤美著 中公新書より引用

まず、現在では7mm~8mmの真珠が売られていて、そのあたりのサイズから選ぶのが一般的なようなのですが、そもそも自然界ではそんな大きいものは本当に本当に珍しいみたいです。
5mmですら珍しい世界のようです。
さらに、形が真ん丸であることも とても珍しい。

端午ドゥアンウーが1話で採ってきたような真ん丸で大きいという、両方を兼ね備えた真珠は途方もなく貴重なのだろうと予想できました。

142頁
「一九二〇年、チェース・ナショナル・バンクの副頭取は自分の花嫁のために二九万二〇〇〇ドルで真珠のネックレスをティファニーから購入した。一九二七年にはレンブラントの作品「ティトゥス」がオークションで落札されたが、その価値は二七万ドルだった。」

「真珠の世界史 富と野望の五千年」山田篤美著 中公新書より引用

背景として、19世紀の後半、南アフリカでダイヤモンドがたくさん採れ始め、ダイヤモンドの価値が供給過多で下がっており真珠の価値が相対的に上がって真珠バブルのような状態になっていたという事情があったらしいです。
しかし、レンブラントより高いとは…。

今は、超有名画家の絵は大富豪たちのせいで値段がおかしくなっていますので単純に比較するのもどうかと思うのですが、レンブラントの絵は2015年に1億8000万ドルで売られたそうです。(高額な絵画の一覧 – Wikipediaより)

ネックレスには50個くらい真珠が使われているらしいのですが、すごく大きい真珠を使ったネックレスである場合、全部が全部それではなくて一番大きいのを目立たせるように使って、他は少し小さくしていくタイプかなと思うので、ネックレスの値段はその一番大きい真珠の値段といっても過言ではないのではないかと考えました。

とすると、端午ドゥアンウーが採ってきた真珠は2億ドルとか、そんな感じ…?
300億円くらい…😇😱🥶

仮に、仮に、700万が300億円とすると、今回端午ドゥアンウー燕子京イエン・ズージンから吹っ掛けられた300万というのは120億円とか、そんな感じでしょうか。

現実感がなさすぎるので、その10分の1だとしても…吹っ掛けますね~😝😆🎉

コメント

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