楽游原(らくゆうげん) 第11話 骨肉相食む関係 あらすじ
何校尉を陥れようとした崔璃は逆に陥れられ兵権を取り上げられた。
崔の若様は何校尉を何より大切に思っていると伝えたが、兄だと思っていると返された。
李嶷は濼陽城を2人の兄・李峻と李崍に明け渡し峝関を陥落させた。
李嶷と何校尉は、離れていても文通をして心を通わせた。
李崍と李峻と手を組み 兵を調達した崔璃は、崔の若様たちを襲い罪を李嶷に擦り付けようと考えた。
孫靖は梁王の命を盾に取り峝関からの撤退を要求した。
李崍と李峻は孫靖からの要求を受け濼陽城から撤退したため、李嶷は退路を断たれた。
梁王救出のため、李嶷は簫氏に文を出し、簫氏は李嶷と手を組んだ。
感想・考察
李嶷の2人のお兄ちゃんたちが、ついに出てきました。
子供のころは李嶷をいじめていたらしいお兄ちゃんたち。
李嶷も評判は悪かったけれどとても優秀なので、お兄ちゃんたちもめちゃくちゃ優秀で 大人になった今は和解しており、鎮西軍が鬼に金棒になってしまうのではないかと少し期待していましたが、普通にダメダメな人たちみたいでした。
でも菫王妃のところで いじめられながらも一緒に育っただけあって、李嶷はお兄ちゃんたちの扱いを完璧にマスターしていました。
天邪鬼な兄たちの性格を知って、来てほしくないところに来てほしいと手紙を出し、見事お兄ちゃんたちを濼陽城にとどめました( ´艸`)
崔璃が一番輝くとき
崔璃が崔倚の跡継ぎになるために、大活躍という名の空回りをしていました。
李嶷と何校尉のイチャコラした手紙を盗み出して、暗号を使って機密情報を在り取しているとか言い出したときには笑いました。
何校尉にとっては、李嶷との手紙のやり取りも、李嶷とイチャイチャできて楽しい!という目的だけではなく崔璃で遊ぶ目的もあるみたいで、すごいなと思いました。常に一石二鳥ですね。
そして、崔璃が盗み出した何校尉の手紙を、崔の若様も手に入れてしまい…。
いちゃついた手紙を読むことになってしまいました…。
若様、生きて。
ちょっと切なくなりつつ笑いながら見ていましたが、李嶷のお兄ちゃんたちと崔璃が手を組んだ時は笑えませんでした。
ダメダメな人も3人寄れば文殊の知恵ということで、厄介なことをしでかすのではないかと心配です。
李嶷のお兄ちゃんたちが合流(?)したことで、鎮西軍も崔家軍も獅子身中の虫が宿っていますね。
けれど、きっと崔璃は今が一番輝いていると思うので、今のうちに頑張ってもらいたいです。
きっと前半にしか活躍の場はないと思うので!
簫氏と李嶷
錦娘「大都督(孫靖)が仕掛けた罠では?」
「楽游原」第11話より引用
簫氏「いえ、そうは思えない。隠語を多用した明確な意味はない文章だった。でも私には意図が分かったわ。恐らく李嶷が私と手を組みたいのよ。梁王を救い出す手立てをついに思いついたのね。…(中略)…手を組むわ」
という会話がありました。
ここから分かるのは、簫氏は孫靖を警戒しているということと、李嶷の使う隠語を理解できるということです。
このシーンを見て、再び3話の簫氏と孫靖の場面が気になりました。
3話で簫氏は、孫靖から李嶷をどう思うか尋ねられました。
あの時、簫氏は一瞬無言になり、それから目立たない皇族だということと、鎮西軍に左遷されたことを話しました。
やっぱりあの一瞬の間、そして2話で梁王が話したことと同じことを重複して話す簫氏のシーンを挟む意味が気になりました。
今回、簫氏と李嶷は隠語の意味を分かりあえるということで、2人は顔見知りの皇族同士という以上には知っている仲なのではないかと思いました。
もちろん李嶷の隠語は、皇族が使う隠語とかで、皇族同士ならば理解しあえるものにすぎないという可能性もありますが。
最終的に簫氏は李嶷と手を組むことにしました。
情勢がガラッと変わった宮中で、息子・李玄澤を守るためにも孫靖に怪しい動きをしていることを気づかれるわけにはいかない簫氏です。
慎重に動かなければならないはずです。
その簫氏が、左遷された目立たない皇族である李嶷と手を組むでしょうか?
やっぱり簫氏は李嶷が噂されているような人ではないということを知っていて、それを孫靖に隠しているように感じました。
崔璃のたくらみの顛末が気になるので、次話みてきます!
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