楽游原(らくゆうげん) 第14話 危険な潜入作戦 あらすじ
顧宰相に会った李嶷は、旧臣に鎮西軍に協力するよう呼び掛けてほしいと頼み、顧宰相は快諾した。
梁王が濼陽で即位し、警戒を強めた孫靖は西長京を厳しく取り締まり始めた。
顧宰相や旧臣は連行され軟禁された。
身分を明かさず西長京を出る方法を考えていた時、楊七娘の母に再会した。
花嫁行列なら身分を明かさず西長京から出ることができる。
楊七娘の許可を取り、楊七娘と徐三郎のふりをして西長京から無事に脱出することができた。
峝関に向かう途中、命からがら敗走する鎮西軍に出会った。
崔家軍が孫靖と組み峝関を攻めたと知った李嶷は、すべてこのための策略だったのかと何校尉に詰め寄り…?
感想・考察
大変なことに、なってしまいました。
李峻と李崍はやるだろうなと思っていました。
あいつらが何かやらかすのは想定内でした。
でもまさか、崔の若様がやらかすとは…!
崔家軍でやらかすのは崔璃の専売特許だと思っていたのに。
なんてこった。
西長京潜入作戦の顛末
李峻と李崍が梁王を即位させたことで、孫靖は警戒心を高め、李嶷たちの西長京潜入作戦は途中撤退となってしまいました。
孫靖は梁王は死んだものだと思っていたわけで(12話)、それなのに生きて、しかも孫靖を糾弾し即位したわけですから驚きますよね。
そしてあの状況で梁王が生きていたということは、宮中に鎮西軍と呼応した者がいることは明らかですから、警戒心も抱きます。
せっかく顧宰相に協力を快諾してもらったところなのに、すぐに顧宰相をはじめ旧臣たちは連行され軟禁されてしまいました。
何校尉の西長京攻略作戦には旧臣の協力が不可欠だったでしょうから、この段階で計画は失敗だったのかもしれません。
一行は西長京から出るために頭を悩ませることに。そこで前回助けた楊七娘が活躍することになりました。もっとずっと先で突然出てきて、この人誰だっけ?となるかなと思っていましたが、すぐに活躍することになりました。楊七娘と徐三郎のふりをして婚礼衣装を着て、西長京から出た李嶷たち。
「婚礼衣装を着るのは嫌ではない」
「楽游原」第14話 李嶷のセリフより引用
もうこれですよね。
このセリフ、引用せざるを得ない。
これほとんどプロポーズですよね?
あ、ちなみに前回のこのセリフも好きでした。
「約束する。たとえ1万回の頼みでも必ず聞く」
「楽游原」第13話 李嶷のセリフより引用
今回のセリフは、何校尉と一緒にまた婚礼衣装を着たいということですよね?
なにこれ、プロポーズ?プロポーズだよね、これ?と興奮していました。
興奮していたんですけど、ね。
崔の若様の暴走
こんなにこんなに仲良しだったのに、誰も入る余地がなくお互い大好きだというのが画面越しにも伝わってきていたのに。
崔の若様が暴走したことで、李嶷と何校尉の仲にも亀裂が入りそう!?
崔家軍で悪さをするのは崔璃だろうと思っていましたが、まさか崔の若様がしでかすとは!
孫靖には峝関を攻める代わりに営州の包囲を解いてほしいと言っていますが、崔の若様の心の中には李嶷と何校尉の仲を引き裂きたいという思いが絶対にありますよね!?
何てことをしでかしてくれたんだっ!
前回のタイトル、「猜疑と焦燥の間で」は崔の若様の心境を表したタイトルだと思われ不思議に思っていましたが、こういうことだったんですね。
李嶷への猜疑心と何校尉を奪われてしまうという焦燥感で追い詰められた若様がとんでもないことをしでかしますよ、という伏線だったんですね。
ナレーション「難攻不落と名高い峝関」
李玄澤「峝関を?西長京のすぐ近くだ」
「楽游原」第11話より引用
韓暢「はい。西長京まであとわずかです」
孫靖は峝関を李嶷に奪われたから籠城戦に向けて食料備蓄令を出したわけで、峝関というのは西長京のすぐ近くにある重要な拠点なのだと思われます。
せっかく奪ったその重要な拠点が、孫靖軍と崔家軍の混合軍に奪われてしまいました。
西長京潜入作戦は途中撤退になってしまいましたが、帰り路、李嶷の表情は明るかったです。けれど敗走してきた傷だらけの鎮西軍と出会ってからはずっと厳しい表情です。企んでいないという何校尉の言葉を信じてくれるかわかりません。
西長京攻めは百越遠征軍が帰るまでの短期決戦が必要なんですよね。
けれど峝関を奪われてしまい、西長京への足場を失ってしまって鎮西軍も大打撃を受けてしまって、これからどうなるのでしょうか?
これまで行軍も恋愛もとんとん拍子に進んできましたが、いったんリセットになるのでしょうか?
まぁ、でもそこまで悲観していません。
序盤で李嶷と何校尉がものすごーく仲良くなってしまったので、そのうち こうなるのではないかという覚悟はできていました。
今回のは想定していたよりもきつい感じがしますが。
でも覚悟はしていました。
だから大丈夫です。
さ~て来週の楽游原は
次回15話のタイトルは「運命の分かれ道」、16話は「想いを花束にして」です。
あれ?この感じ、李嶷が何校尉を信用する流れになりそうな予感!?
15話は信じるか信じないかの運命の分かれ道の話で、16話は、何校尉を信じることにした李嶷が花束を持って何校尉に会いに行く話に今のところ思えます。
よかった。
安心して寝られそうです。
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