楽游原(らくゆうげん) 第22話 裏切り者の帰還 あらすじ
柳承鋒は崔璃を使い崔家軍に帰還した。
利用された崔璃はころされた。
これからは崔家の養子・柳承鋒として生き、いずれ妻を娶り柳家に跡継ぎをもうけるよう、崔倚は柳承鋒に話した。
柳承鋒に差し入れられた薬を飲んだ崔倚は、李嶷の前で喀血し意識を失った。
李嶷は犯人にされそうになったが、崔琳は逃がした。
崔倚の望みだからと言って、柳承鋒は自分と崔琳の婚礼を強行した。
毒を盛ったのは柳承鋒だと崔琳は確信したが、崔倚の命を盾に取られ言いなりになるしかなかった。
婚礼の儀は、昏睡中の崔倚の席も設けられた。
柳承鋒は崔琳との婚姻を認めてくれないから強硬手段に出たのだと崔倚の耳元にささやいた。
突然崔倚が目を覚まし…?
感想・考察
ついに崔璃が退場となりました。
小ボス(小物)くらいの扱いだろうと思ってましたが、思っていたよりも活躍したのではないでしょうか。
陳醒のことは今でも恨んでいます。
崔琳(崔の若様)の命を狙って2度も奇襲攻撃をし、2度ともかなりの打撃を与えていました。
最後はあっけなかったですが、当初の予想以上の大往生に思えました。
若様暴走
ついに若様の計画の全貌が明らかになったような!?
崔倚に毒を盛り、その罪を李嶷に着せて崔琳をゲットするというものだったようです。
そのために前回崔琳を中毒にし、李嶷をおびき寄せたんですね。
今回見ていた感じでは、崔倚の頭に柳承鋒と崔琳を結婚させるという考えが一切ないのを知った柳承鋒が、崔倚に毒を盛ったというように見えました。
しかし、李嶷は予めおびき寄せられていたわけですから、柳承鋒は最初から崔倚に毒を盛るつもりだったのだろうと思います。
あんなに温かく迎えてもらったのに。
病んでるからなんでしょうか。
若様が暴走するのは百歩譲って理解できる(?)のですが、それに巻き込まれて謀反人の一味にされるだろう阿恕が可哀そうでなりません。
阿恕は15話で若様が川に落ちた時、若様の後を追って川に飛び込み、若様と運命を共にすることになりました。
18話で若様と阿恕は崔家軍の軍営まで一度来ましたが、若様は李嶷と崔琳のイチャイチャっぷりをみて引き返し、阿恕も若様についていきました。
あの時、阿恕は崔家軍に合流したほうがよくない!?と思いましたよね。
けれどついていったことで、崔家の仇敵掲碵族と関わり、ついには主である崔倚に毒を盛った一味です。
思い返せば、15話のタイトルは「運命の分かれ道」でした。
このタイトルは阿恕にとっても運命の分かれ道であることを示していたんだろうと思いました。
すべてが終わった暁には柳承鋒にはそれなりの処分を受けてほしいと思いますが、阿恕がどうなるのかとても心配です。
掲碵族の所に言った時点で、崔家にとっては身内ではなくなっているのかもしれません。
目を開けた崔倚
最後、寝ている間に柳承鋒から罪の告白を受けた崔倚が目を開けるという、ものすごーく盛り上がるシーンで終わりました。
崔琳が李嶷と一緒に仲良く地下牢から脱獄してくるのを、途中のルートで配下と一緒に待っていた崔倚(21話)ですから、今回のことも「計算通り」だと思いたいです。
柳承鋒から罪の告白を得るために、あえて昏睡状態のフリをしていたのだと思いたいです。
しかし、気になるセリフがあります。
柳承鋒「信じぬなら父上が目覚めてから聞いてみよ」
「楽游原」第22話より引用
柳承鋒の長年の持病を短期間で回復できるような薬を持っていた掲碵族です。
今回柳承鋒が崔倚に盛ったのも、掲碵族の薬ではないでしょうか?
そうだとすると魔法のような薬である可能性もあり、崔倚が飲まされた薬は操ることのできる薬みたいなのなんじゃないか、とこのセリフを聞いて思いました。
期待としては、目覚めた崔倚が柳承鋒を断罪してくれることです。
しかし目覚めた崔倚が崔琳に柳承鋒との婚姻を強要するという可能性もありうるのではないかとちょっと心配です。
柳承鋒「私は中原のやり口に通じ、奴らを敵対させる方法も知っています。信頼していただけるなら兵馬を貸してください」
「楽游原」第21話より引用
こんな風に前回柳承鋒は掲碵族の烏洛将軍に頼み、崔璃を利用するのにも掲碵族が活躍していました。
もし仮に崔倚が正気で目覚めたとしても、柳承鋒には兵馬がいそうです。
そう簡単にお縄についてはくれなさそうだと思いました。
来週は第23話「真実を告げる時」、第24話「残された切り札」ということで、この続きがどうなるのか予想できるようなタイトルではありませんでした。残念。
来週、続きが描かれるのを楽しみに待ちたいと思います!
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