楽游原(らくゆうげん) 第23話 真実を告げる時 あらすじ
目覚めた崔倚は柳承鋒を捕えさせようとしたが、兵は柳承鋒に従い戦いになった。
崔琳が駆け付け、李嶷も仲間と共に助太刀した。
兵の中に掲碵族が紛れていることに気づいた崔倚は、柳承鋒と決別し、崔琳が唯一の娘であると宣言した。
柳承鋒は掲碵族と共に逃げた。
李嶷は何かがおかしいと思い 桃子と共に崔倚の部屋に忍び込み、予め崔倚を解毒していたため柳承鋒の凶行を防ぐことができた。
何校尉と名乗っていた者が崔倚の娘崔琳であったという話は朝廷を駆け抜けた。
顧婉娘は、顧宰相に助けを求めた。
李玄澤は孫靖に捕らえられた。
孫靖は大裕皇帝を偽帝と呼び、各地に勤皇を呼びかけた。
大裕皇帝は李嶷に峝関奪還を命じた。
感想・考察
李嶷と桃子の活躍で、崔倚は予め解毒されていたということで、柳承鋒の企みは失敗に終わりました。
柳承鋒が飲ませたのが、操り人形にする薬で、目覚めた崔倚が2人の結婚を祝福し ややこしいことになる のではないかと心配していたので安心しました。よかったよかった。
崔倚は柳承鋒を信じ切っており、毒を飲まされた時も微塵も疑っていなかったそうです。
けれど掲碵族の兵が紛れ込んでいたことで若様がやってはいけないことをしたと知り柳承鋒と決別しました。
割とノリノリの阿恕
若様を救うため川に飛び込んだために 崔家を裏切る道を突き進むことになった阿恕のことを、可哀そうだと思っていました。
しかし今回、崔家軍vs若様のいうことを聞く軍団 での戦いになった時、阿恕は崔家の人たちに攻撃していました。
今が、崔家に帰る最後のチャンスだったと思いますが、阿恕は若様の側につきました。
これは自分の意志ですよね。
よく考えると、掲碵族に薬をもらいに行こうと言い出したのは、実は阿恕なんですよね。
（ころしてほしいと訴える若様）
「楽游原」第18話より引用
阿恕「命をつなぐ方法が。掲碵の神薬を服せば健康を取り戻せるそうです。神薬をもらいに行きましょう」
柳承鋒「ならぬ。それだけは駄目だ。崔家と掲碵には深い怨恨がある。阿蛍は母君を掲碵族に殺された。頼ってはならぬ相手だ」
阿恕「生きてこそ校尉に会い心をつかめます。神薬により体が回復すればいずれ校尉も李嶷の本性を見抜き若様の真心に気づいて振り向くでしょう」
このシーンは、若様が生きていたくないモードに入ってしまって困り果てた阿恕が、若様に希望を取り戻させたい一心で掲碵族の神薬に言及したのだと思うので、阿恕が掲碵族の内通者だと言うつもりはありません。
しかし阿恕の言葉がきっかけで、若様は掲碵族と通じることになっているのは間違いないです。
（何校尉が自分のことを兄としか思っていないと知りぐちゃぐちゃになり寝込んだ若様、目覚める）
「楽游原」第11話より引用
阿恕「心配の種は何校尉ですね。いずれ必ず若様の優しさに気づきます」
それ以前にはこんなシーンもありました。
阿恕は、若様と何校尉が両想いになるのを応援していた…？
阿恕の正体
阿恕について考えたことで、阿恕の正体が分かった気がしました。
おそらく、阿恕は 柳承鋒×崔琳の過激派ではないでしょうか？
李嶷のことが好きではないっぽいので、李嶷×何校尉は許せないタイプのオタクではないでしょうか？
阿恕の立場になれば、少し気持ちはわかります。
崔家軍に仕え、柳承鋒と崔琳の仲のいい様子（崔琳としては、兄妹として）を見てきて、いつかあの2人が結婚し崔家を継ぐのだろうと思っていたとすれば、突然現れた李嶷に崔琳の心が奪われるのを見るのは心穏やかではいられませんよね。
特に阿恕は若様の側近みたいなので、若様に肩入れして物事を考えてしまうのも分かります。
とすれば、崔家と対立することになった今の状況は、阿恕としては本人の選択によるものなのかもしれません。
今までは”いつの間にか崔家と対立することになってしまった阿恕、可哀そう”と思っていましたが、これが本人の選択である可能性も高いのかなと思いました。
皇后初登場など
大裕皇帝（梁王）の皇后が初登場しました。
いたんですね。
皇帝よりも賢そうでした。
今後物語に絡んでくるでしょうか。
崔琳が何校尉だという話が広まり、顧婉娘は父に力添えを求めました。
崔琳と李嶷は結婚秒読み段階ですが、2人の間に顧婉娘が入り込んでくるのか！？
李嶷が思っている通り、皇太孫に皇位を任せ自分は牢蘭関に戻り崔琳と結婚するなら崔倚のように崔琳だけを妻として余生を過ごすこともできるのかもしれません。
しかし何校尉が心配しているように李嶷が皇太子になり…となると、たくさんの妻を娶らないといけないんですよね。。
考えるのやめることにしました！
コメント