楽游原(らくゆうげん) 第28話 未来を占う一戦 あらすじ
崔琳の謁見が許可されないのは、娘を招き入れる先例がないからだった。
李嶷は60年以上前の先例を見つけ出し、崔琳の謁見が許可された。
桃子から話を聞いた崔琳は、李嶷が奔走してくれたことを知った。
顧婉娘は李嶷の崔琳に対する情の深さを知ったが、盛者必衰であると言い崔琳と争う姿勢を見せた。
崔琳は濼陽返還を申し出、皇帝は大いに喜び崔琳のために宴を催した。
李崍は崔琳の美貌を一目で気に入り娶りたいと考えた。
宴では崔琳は李崍と、李嶷は顧婉娘と行動した。
恋煩いに陥った李嶷は崔琳に会いに行った。
崔琳は1日だけ立場を忘れ思い切り楽しもうと提案した。
2人は街へ行き、楽游原へ行き、2人の時間を楽しんだ。
感想・考察
崔琳の謁見の日だからと、うきうきで出仕した李嶷です。
しかし李崍が崔琳を見る目を見て「やっぱこうなるじゃん…」みたいな顔をしていたのが印象的でした。
皇帝「(崔琳は)軍営で育ったのならじゃじゃ馬であろうな。もし容貌が醜く気性の荒い女子ならお前に申し訳ない」
「楽游原」第25話より引用
…(中略)…
李崍「容貌や気性がどうであれ私が娶って寵愛すれば崔家は父上に忠誠を尽くします」
一度も会ったこともなく、こんな感じで想像されていた崔琳が、実際には闊達で超美女だと知ったのだから、李崍の態度も仕方ありません。
もっとも、李崍は李嶷と崔琳が恋仲だということを知っていましたから、ある醜い容貌ではないということは予想していたでしょうが。
李嶷が怒っていた理由
崔琳「怒っているのね…(中略)…口づけしたから?」
「楽游原」第28話より引用
李嶷「そうとも。あまりにも軽薄だ。今日は人が多い。見られたらどうする」
などという会話があった通り、李嶷は怒っていました。
顔も不機嫌でした。
その理由として崔琳が口づけしたからだと李嶷は述べていますが、これは違いますよね?
本当は李崍が崔琳にべたべたしてるのが気に食わなくて怒っているんですよね?
その証拠に、その直後、李崍が崔琳を探しに来た時、李嶷は2人で隠れました。
2人が仲良しなことを李崍に知られたくないだけなら、さっと距離を取ればいいだけなのに、2人で隠れました。
これは李崍に崔琳を見つけてほしくない、崔琳を隠したいと思ったからに違いありません。
まったく、素直じゃないんだから。
婉娘ちゃんは本領発揮してしまうのか?
李嶷から崔琳への愛を思い知った顧婉娘は不穏なセリフを言っていました。
顧婉娘「世は無情なもの。溱王の心が崔家の娘にあっても、もし崔家が君主を欺き国に反逆すれば皇子に嫁ぐどころか九族皆殺しとなるはず。…(中略)…父上、…(中略)…開国の大将軍でさえ逆族の汚名を着る。崔倚とてあり得ます」
(崔家が濼陽返還を申し出たのを受けて)
「楽游原」第28話より引用
顧婉娘「朝廷は崔倚への猜疑心を完全に消したのでしょうか。それとも当面だけ?」
顧宰相「もちろん当面だけだ」
笑顔の顧婉娘
顧婉娘のこれらのセリフは、李嶷が崔琳を好きだろうと父上が崔倚を逆族に仕立て上げればいいだけではないですか?
そうなれば私が選ばれます。
と言っているように聞こえて怖かったです。
特に、「九族皆殺し」というセリフを言ったことで、顧婉娘は崔琳をあの世に送りたいと思っているように思えてしまいました。
こわっ。
最初に出てきたときは、李嶷に命を救われているし李嶷を好きになってしまうのは仕方がないと思いました。
だけど李嶷にはもう決まった人がいるので、裴源はどう?なんて思っていました。
それがこんな感じのセリフを言うようになるとは。
顧婉娘は後宮(女同士のコロし合い)で長生きできるタイプだなとは思いましたが、こんなに早く本領を発揮しようとするとは。
恐ろしい娘っ!
来週の楽游原
来週は、第29話「暗雲低迷の時局」、第30話「不意打ちの惨劇」です。
!(꒪ꇴ꒪〣)
今回の終わりは、幸せな雰囲気だったのに、来週のタイトルが不穏すぎます。
「暗雲低迷」!?「惨劇」!?いったいどういうこと!?
来週は覚悟してみないとだめかもしれないですね。
不安を抱えて来週を待ちたいと思います。
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