楽游原(らくゆうげん) 第31話 笹とんぼの願い あらすじ
矢による攻撃がやむと、李嶷は剣を手に李崍に立ち向かった。
しかしすでに重傷を負っている李嶷は李崍にとどめを刺されそうになった。
その時、崔倚と裴源が到着し、李崍は倒された。
李嶷は身も心もボロボロになり、崔琳は側に寄り添い看病した。
動けるようになった李嶷は1人でみんなを弔い、崔琳はその場に笹とんぼを降らせた。
李嶷が皇太子になることは内定した。
皇帝は白水関を取り戻した崔倚への褒美として、娘を皇太子妃にすることを考えていた。
しかし顧宰相は、崔倚を第2の孫靖にしないために崔琳を皇太子妃にしてはいけないと進言した。
崔琳は採寸すると言って李嶷の衣に簪を入れた。
気づいた李嶷は玉を崔琳に渡し、2人は抱きしめ合った。
感想
絶体絶命のピンチ!
矢が3本刺さっている李嶷 VS 取り巻きが8人くらいいる李崍!
主人公は生き残るはず ということを頭ではわかっていても、ハラハラしながら見守りました。
余裕がある李崍は李嶷を弄ぼうとし、その間に援軍が来て、倒されてしまいました。
この場面、最初は顔を青くしながら見ていて、2回目も呆然としながら見たのですが、何度も見ているとだんだんと冷静に見ることができるようになりました。
今では、李崍無能すぎじゃない?とか、なぜ接近戦にしたのよ?とか、お亡くなりになってるはずの鮑天来の方が側で慟哭している裴源よりも顔色がいいな、とか、突っ込みを入れながら見られるようになりました。
心に余裕が生まれたのだと思います。
エンディングが始まてすぐに傘をさしている崔琳の場面がありますが、あれは今回だったんですね。
笹とんぼはまだ飛んでいましたから、飛ばす係は桃子や謝長耳がやったんでしょうか?
印象的なシーンでした。
これか!
結局、気のいい兄貴たちが みんな亡くなってしまいました。
実はドラマを見始めたころ、中国ドラマに関して書かれているネット記事を見ました。
その記事ではいろいろなドラマについて簡単にネタバレせずに語られていました。
その中で「楽游原」について、”結構重い話”みたいなことが書かれていました(うろ覚え)。
その時は、まだ「楽游原」の放送が序盤だったので、何校尉のお母さんが亡くなっていることとか、李嶷がお父さんから嫌われていることとか、そういうことを「重い」みたいに言っているのかなと思いました。
それで、「重いと言われれば重いのかも」と納得しつつ、でも、今も覚えているくらいですから、どこか疑問に思う部分もあったのだろうと思います。
そんなことがあってから、前回、今回を迎えました。
それで思ったのが、「これか!」ということです。
これは結構重いですよね。
歴史を変える判断
崔琳「私が間に合ったのは奇跡よ」
「楽游原」第31話より引用
というセリフもありましたが、本当に李嶷が生き残ることができたのは奇跡です。
前回、崔家軍は掲碵族が柳承鋒に与えた兵馬の怪しい動きを察知し、後を追っていました。
途中で、崔家軍は装備を捨てスピードを上げましたが、あの時崔倚がその判断をしなければ、崔琳がその判断の材料になる懸念を口に出さなければ、絶対に間に合ってないですよね。
あの崔倚の判断が遅ければ、李崍が生き残り皇帝になっていたんでしょうから、歴史を変える判断だったように思いました。
やっぱり崔倚はかっこいいです。
趙家村
李嶷「皆で約束したんだ。戦えなくなったら三里沖に帰り趙家村に住むと」
「楽游原」第31話より引用
約束していた皆は亡くなってしまいました。
趙家村と言えば、趙兄貴の故郷で、芹娘子と喜児がいる場所です。
兄貴たちは助けた2人をみんなで済む予定の場所に送って保護してたんですね。
もしかしたら皆は今頃 趙家村の上の方で、芹娘子と喜児を見守りながら幸せに暮らしているのかもしれません。
今後の懸念事項
李嶷と崔琳の結婚に、暗雲が立ち込めています。
今回も李嶷が皇帝に嫌われていることがアダになっていそうです。
きっと皇帝は李崍や李峻が崔琳と結婚したいと言えば、許してくれたんでしょうね。
でも李嶷は…。
そういえば、今回、なぜ李嶷は兄たちにも父にも嫌われているのかとお風呂に入りながら考えていました。
そして頭に浮かびました。
もしかして菫王妃、実は悪くない?
菫王妃は李嶷の前ではいい人として振る舞いつつ、皇帝や2人の兄には李嶷がいかに嫌な奴かを吹き込んでいたのではないかと疑いました。
そこで10話を見てきました。
李嶷「私は母を難産で亡くし菫王妃に面倒を見てもらったんだ。父が私を疎むから、それをいいことに2人の兄からも虐げられた。やがて父は私を見るとしかめっ面をするように」
「楽游原」第10話より引用
10話を見た感じ、菫王妃は本当にいい人そうでした。
そもそも、李嶷は子供のころからそれはそれは聡い子でしょうから、菫王妃が私が想像したような女性なら、とっくに正体に気づいてますよね。
菫王妃が本当にいい人だとわかってよかったです。
そして、10話の内容を忘れて菫王妃に濡れ衣を着せようとした自分が怖くなりました。
孫靖を倒し、暗躍し続けた李崍が倒れました。
あと武力で攻めてきそうなのは柳承鋒と掲碵族でしょうか。
まだ敵がいますね。
政治的には李嶷が崔琳と結婚できるかが見どころになるんでしょうか。
でも皇太子が妃1人ということはないでしょうから、崔琳と結婚できたとしても他にも何人も何十人も(?)妻ができるのではないかと、そっちも心配です。
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