楽游原(らくゆうげん) 第32話 新たな使命と責任 あらすじ
李嶷は簫氏に会いに行き、李玄澤を世継ぎにするという約束を 守れないことを謝罪した。
簫氏は理解を示し、情勢上李嶷が皇太子になるしかないと話した。
簫氏は李玄澤と再会を果たした。
李嶷は救えなかった人たち以上に、より多くの人を救う機会を与えられたと受け止め、皇太子となった。
皇帝は朝議で顧婉娘を皇太子妃にという発言をした。
朝臣たちは余剰兵削減が必要な今、崔琳を皇太子妃にすることに反対した。
崔琳以外皇太子妃はありえないという李嶷の考えは変わらなかった。
崔家軍を解散しなければ崔琳は皇太子妃になれないということが崔倚に伝わった。
顧宰相は、李嶷と崔家が手を結ばない方策を思案し始めた。
掲碵族の加里が崔倚を告発し…?
感想
李峻と李崍がなくなり、皇帝に残された1人息子となった李嶷です。
兄貴たちを失い失意の李嶷に崔琳は言葉をかけました。
崔琳「私たちは生きなければ。生きてこそ皆が何のために死んだかが分かるわ。生きてこそ希望もあるし、より多くの人を救える」
「楽游原」第31話より引用
これは崔琳がお母さんから言われた言葉とほとんど同じです(4話参照)。
この言葉をかけられた李嶷は、約束を破ることになる簫氏に会いに行き、先に事情を話しました。
簫氏は幼い李玄澤では皇太子は情勢上務まらないと理解し、李嶷が皇太子になる後押しをしてくれました。
最終的に李嶷は、前向きな形で皇太子になる決意をしました。
嫌々なるのではなく、前向きな気持ちで皇太子になってくれて本当に良かったです。
昨日の友は今日の敵
孫靖を倒す際に、都の中の人たちの協力が欲しかった李嶷は自ら顧宰相に会いに行き協力を仰ぎました。
それ以来顧宰相は心強い味方のように思ってきました。
けれど、ついにこんな言葉が顧宰相の口から出ました。
顧宰相「私たちも2人(李嶷と崔琳)が力を合わせぬようによい策を考えるのだ」
「楽游原」第31話より引用
味方だと思っていました。
顧婉娘は李嶷を虎視眈々を狙っており、顧宰相も後押ししていました。
けれど李嶷の心には崔琳しかいないので、宰相は顧婉娘に気持ちを確かめたりしてましたよね?
だからまだ味方だと思っていたのに。
このセリフで、顧宰相が敵になってしまったように思えました。
例えば顧婉娘が正妃になれなかったとして、その場合に顧宰相はかつてのように李嶷の味方の官吏でいてくれるんでしょうか?
心配です。
柳承鋒の動き
柳承鋒「都へ行かねばならぬ。…(中略)…孫靖の残したあの者を今度こそ用いねばならぬようだ」
「楽游原」第32話より引用
若様が怪しい動きを再び始めました。
いったい誰なんでしょうか?
「孫靖の残したあの者」とは。
直後に加里が崔倚を告発しましたが、加里は若様の策略の一部なんでしょうか?
それとも顧宰相の?
名前や見た目からすると、加里は掲碵族とかそういう異民族の方のように見えますから、若様の策略でしょうか?
加里が、孫靖が残した者なんでしょう?
孫靖と言えば、百越と戦っていました。
掲碵族は崔家の仇敵で、孫靖とは関係なさそうな気もしますが。
気になりますね。
次回、第33話は「巧妙な罠に落ちて」第34話は「望みをかなえた代償」です。
第33話のサムネには、柳承鋒がいました。
柳承鋒のかけた罠に、李嶷がハマってしまうんでしょうか?
第34話は「望みをかなえた代償」…。
李嶷の目下の望みは、崔琳を皇太子妃にしたいということだと思います。
ついに崔琳が皇太子妃になり、2人が結婚できる日が来るということ?
けれど、李嶷はその代償を払うことになるということ!?
目が離せない展開になりそうですね!
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