楽游原(らくゆうげん) 第33話 巧妙な罠に落ちて あらすじ
加里と柳承鋒は皇帝の前で、崔倚が掲碵族と組んでいたと告発した。
朝廷から軍の解体を命じられないよう、崔倚は掲碵族と手を組み、侵攻させ撃退するという自作自演をしていたという告発だ。
罪人が収容されている大理寺に賊が侵入し看守と加里は死亡、柳承鋒は重傷を負った。
崔倚の手の者が口封じのためにやったと考えた皇帝は、崔倚を連れ戻すよう李嶷に命じた。
皇帝は崔琳も疑ったが、李嶷は崔琳と一緒にいたと言って潔白を証明し、崔琳以外皇太子妃にはしないことを宣言した。
話を聞いた皇帝は激高した。
李嶷は監視と称して裴源に崔家の邸宅を囲ませた。
皇帝は李嶷の不在中に、顧婉娘を良娣とし輿入れさせた。
崔倚と共に戻った李嶷は、崔倚の潔白と崔琳との結婚を求めて雨の中跪いた。
感想・考察
顧婉娘ちゃんが先に嫁いできてしまいました。
しかも李嶷に冷たくされて、今まで見たことがないような顔をしていました。٩(๑º﹏º๑)۶怖ぃ~
出会いは7話でした。
最初は姉たちに虐げられており、本人も
顧婉娘「私だけ頭が悪くて何の取り柄もない」
「楽游原」第7話より引用
なんて言っていましたが、李嶷と知遇を得たことで頭角を現していきます。
命を助けてくれた人が、皇孫で、しかも李嶷ですから、好きになってしまうのは仕方ありません。
李嶷の母・劉妃の刺繍をしたり、乳母・孟氏を探し出したりと健気に頑張っていましたが、李嶷は感謝こそすれ女性として興味は示しませんでした。
32話で李嶷と崔琳がいちゃつく姿を見た顧婉娘は、明らかに面白くなさそうでした。
恋心があるからですよね。
きっと、招娣にならず、李嶷に嫁ぐことなく別の人に嫁いでいれば、時間が李嶷のことなど忘れさせてくれたと思います。
けれど招娣になり、李嶷の側にいることになってしまいました。
そして李嶷は冷たい態度です。
可愛さ余って憎さ100倍モードになってしまうんじゃないでしょうか?
好きだからこそ憎いモードに突入してしまうのでは?
とても心配です。
ところで、顧婉娘は”2人の仲に割って入りたくないから出家する”とか”自害する”とか言って、今回は本当に首〇りしたようです。
これはどんな策略なんでしょうか?
恋愛偏差値が低すぎて、顧婉娘ちゃんの高度な心理作戦が分かりません。
可哀そうだと思わせて同情を引く作戦なんでしょうか?
なにこれ?病み営業?
巧妙な罠
「巧妙な罠に落ちて」というタイトルでした。
柳承鋒「阿蛍は娶らせぬ」
「楽游原」第32話より引用
絶対に李嶷と崔琳を結婚させたくない柳承鋒ですが、そのためには崔家を罪人にすることも辞さなかったとは…。
自分に嫁いでくれないなら阿蛍なんか破滅してしまえモードなんでしょうか?
崔倚が掲碵族と通じて、自作自演で掲碵族を撃退し軍を維持する口実を作っていたという告発でした。
軍人である裴献はあり得ないっって感じで抗議しましたが、文官は告発を否定する証拠がないというモードです。
視聴者は、全部わかってますから、文官馬鹿じゃね?って感じですが、事情を知らない彼らが警戒対象の崔倚に対するこんな告発を、根拠もなく否定できないというのは理解できます。
大理寺が襲われたことで、皇帝は崔倚が口封じのために襲わせたと考えました。
あの状況なら、そう考えたことを理解できます。
つまり、襲われることまで柳承鋒の計画には盛り込まれていたのだと思われます。
加里はきっと知らなかったでしょうし、拷問されたら口を割るタイプの人だから柳承鋒に口封じされたのかなと思いました。
文官の人「柳承鋒だけは助かりましたが重傷で話せる状態では…」
「楽游原」第33話より引用
裴源「残るは虫の息となった柳承鋒だけ」
柳承鋒もかなりの重傷のようです。
命がけの最期の邪魔のつもりで計画にあたったんでしょうか。
ただ好きな人が他の人と結婚してほしくないからという理由で命がけの計画を実行する柳承鋒、それに巻き込まれる掲碵族や中原の人々。
恋の相手が仇敵崔倚の娘だからある程度は掲碵族の人たちとも利害関係が一致するんでしょうが…もうやめてください。本当に迷惑。
裴献「かなり卑劣なやり方だ。崔倚を死に追いやる気だろう。…(中略)…何者かが背後で陛下を煽っている気がしてならん」
「楽游原」第33話より引用
顧宰相は、李嶷の崔倚の仲を裂く方策を模索していました。
そんな中、柳承鋒が一世一代の計画を実行してくれました。
この機に乗じて顧宰相も崔倚を葬ろうとしてますよね。
柳承鋒の計画にはなかったでしょうが、宮廷の実力者が計画に乗ってくれてます。
手ごわそうです。
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