楽游原(らくゆうげん) 第38話 狙われた皇太子妃 ネタバレあらすじと感想・考察

楽游原 第38話 狙われた皇太子妃 楽游原

楽游原(らくゆうげん) 第38話 狙われた皇太子妃 あらすじ

桃子とうしの遺体は運ばれた。

烏延ウエン柳承鋒りゅうしょうほうを毒を盛ろうとした。
気づいた柳承鋒りゅうしょうほうは、自分が戻らなければ阿恕あじょ宰相と孫靖そんせいの結託や掲碵けいせき族の密偵の居場所をはじめ全てを李嶷りぎょくに告発すると言って脅した。
烏延ウエン崔琳さいりんの命を盾に脅迫し、阿恕あじょの居場所を吐かせようとした。
進退窮まった柳承鋒りゅうしょうほうは、自ら崔琳さいりんに毒薬を飲ませた。

李嶷りぎょくは都の全城門を封鎖して崔琳さいりんを探したが、城門が封鎖されたという報告を受けた皇帝は李嶷りぎょくの謀反を疑った。

近くに追っ手がいると気づいた柳承鋒りゅうしょうほうは、最期の力を振り絞り、崔琳さいりんの居場所を教えた。

李嶷りぎょく崔琳さいりんを見つけ出したが、すでに亡くなっていた。
崔琳さいりんを楽游原に連れて行き、一晩過ごすと、崔琳さいりんは目を覚まし…?

感想・考察

前回の終わりには1回刺された だけだったはずの桃子とうしが、何カ所も刺されたらしい状態で運ばれてしまいました。
1か所なら大丈夫だと思っていたのに。
桃子とうし…。

桃子とうし謝長耳しゃちょうじはずっと仲良しで、結婚の約束をしてました。
李崍りらいが謀反を起こした時、謝長耳しゃちょうじが死んでしまうのではないかと心配しました。
2人の幸せな描写は、すべてこのための伏線だったのかも知れないと思い心配していましたが、謝長耳しゃちょうじは無事でした。

ですから、完全に安心しきっていました。
前回は謝長耳しゃちょうじがお店を買ったことを報告し、2人の夢があと少しで現実になるところだったのに…!!

まだ桃子とうしが助かる見込みもあるでしょうか?
どうにかなりませんか?
お願いします。

崔琳さいりんに関しては、絶対大丈夫だろうと思っていました。
しかし…。

李嶷りぎょく「なぜこんなに冷たい?冷えきっている」

「楽游原」第38話より引用

このセリフを聞いて青ざめました。
え?まさか…と。

しかし、今日はドラマを見始める前に来週のタイトルを確認していました。
最終回のタイトルが「夢見た理想の未来へ」だと知っていたので、たぶん大丈夫だろう、と。

最後、崔琳さいりんが目を開けてくれて本当に良かったです。
あそこで目を開けてくれなかったら、1週間ヤキモキしながら過ごすことになっていただろうと思いました。

あれは、李嶷りぎょくの見ている夢じゃなくて現実ですよね?

きっと柳承鋒りゅうしょうほう掲碵けいせき族の毒薬ではなく、仮死薬を崔琳さいりんに飲ませて生かしてくれたんですよね?
若様は完全に別の世界に行ってしまったと思っていましたが、崔琳さいりんに対する気持ちだけは本物だったということが最後に分かり良かったです。

顧宰相と孫靖

柳承鋒りゅうしょうほう宰相が孫靖そんせいと結託していた」

「楽游原」第38話より引用

前回は、「孫靖そんせいの残したあの者」が宰相なのではないかと思うところまで行きましたが、確証はありませんでした。
今回、若様の証言で、孫靖そんせい宰相の結託が明らかになりました。
これには驚きました!

顧婉娘こえんじょうそん大都督に宰相を打診されるも父上は誘いを断り投獄されたわ。どの名家からも気骨ありと称賛されている」
…(略)…
李嶷りぎょく「(宰相は)朝廷で孫靖そんせいを逆族と罵り投獄されたとか…(中略)…食糧を献じてくれるとはさすが忠臣の娘だ」

「楽游原」第7話より引用

7話のこのシーンを見て以来、宰相は忠臣だと思ってきました。
しかし最初から孫靖そんせい宰相はグルだったんですね。

2人があえて対立したような芝居をしたのは、宰相に都の反孫靖そんせい派と仲良くしてもらい、彼らについて報告させるためだったんでしょうか。

李嶷りぎょく孫靖そんせいの協力者に協力してもらうため、危険を冒して西長京せいちょうきょうに潜入したんですね。(13.14話)
ちょっと間抜けにも思えますが、宰相はもしかしたら、李嶷りぎょくに会って李嶷りぎょくの方に付くことにしたのかもしれないと思いました。

孫靖そんせいが負けた理由は、鎮西軍と崔家軍の活躍、しょう氏の活躍、宰相が旧臣をまとめて呼応してくれたことの3つがあると思っていましたが、3つ目の理由は宰相が孫靖そんせいを裏切ることにしたこと が正しいのかもしれないと思いました。

きっと顧婉娘こえんじょうは父親が孫靖そんせいの協力者だとは知らなかったんでしょうね。

宰相は、前回烏延ウエンに尋ねられて裏切りの動機のようなものを話していました。

宰相「(前宰相は)治水と征西の2つの大業を成し遂げたが、先帝との間に軋轢が生じ地位も名誉も失った」

「楽游原」第37話より引用

自分が前宰相の二の前にならないようにと孫靖そんせいと結託し、今度は絶対にそんなことが起きないよう、自分の孫を皇帝にしたいということなんでしょうか。

李嶷りぎょくは都を嫌っていたため、宰相についての本当のことを知らず、協力を求めてしまったんですね。
今は知っているんでしょうか?

今までは、崔家軍の解体は柳承鋒りゅうしょうほうの企みで、宰相はそれに片面的に乗っただけだと思っていました。
しかし前回考察した通り、32話の終盤で柳承鋒りゅうしょうほう宰相に会いに行き、そこで2人は崔倚さいいを追い詰める策、崔琳さいりんを皇太子妃にしないための策を考えたんですね。
全然気づきませんでした。

次週、最終回

来週で最終回です。
第39話は「二人で臨む最終決戦」、最終回の第40話は「夢見た理想の未来へ」です。

阿恕あじょ柳承鋒りゅうしょうほうに託された証拠を手に李嶷りぎょくの所に駆け込んできて、宰相を追い詰めるという流れになるんでしょうか?

今回、皇帝は李嶷りぎょくの謀反を疑っていました。
そのこと自体すごく悲しいです。
崔琳さいりんが亡くなったという報せがすでに宮中を駆け巡ったでしょうから、皇帝は李嶷りぎょく崔琳さいりんを助けようとして城門を閉じたということ、謀反の意図はなかったということを分かってくれたでしょうか?

そうだといいのですが。
あの皇帝が事態をややこしくしないことを願うばかりです。

最終回は「夢見た理想の未来へ」です。
どんな未来なんでしょうか?

牢蘭ろうらん関に帰るという話か、それとも皇太子になるときに語った、人を救うという願い(第32話)か。

李玄澤りげんたくの所には、韓暢かんちょう将軍と崔倚さいいという2人の将軍が師として付いています。
李玄澤りげんたくは利発そうな少年ですし、すごすぎる師匠が2にもついていますから、李嶷りぎょく崔琳さいりんにも負けない立派な人物に育つでしょう。
そうなれば、李嶷りぎょく崔琳さいりん牢蘭ろうらん関に行くことも、兄貴たちと戦えなくなったら住むと約束していた趙家村を訪ねることもできるでしょう。

最終回のタイトル的にハッピーエンドだと信じて、来週を待ちたいと思います。
桃子とうしのこと、本当にお願いします。
生き返らせてください。

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