2023-02

欧陽は役人を使い、盼児たちを捕らえさせ市中引き回しにすると東京を追放した。銭塘に帰る途中、盼児は顧千帆と鉢合わせた。顧千帆は落ち込む盼児を奮起させ、東京に戻る決心をさせた。盼児たちは陳廉の持つ広い空き家に住めることになった。

欧陽に雇われた何四らを味方につけ、盼児は欧陽宅前で騒ぎ立てさせた。池蟠は自分の手下である何四らが虐げられていると知り、盼児のところに殴り込みをかけた。3番勝負で勝負し、盼児たちが勝ったが盼児の表情はすぐれなかった。

盼児について高慧から尋ねられた欧陽は誤魔化した。杜長風からなぜ誤魔化したのか尋ねられた欧陽は、自分に関わった女性が危ない目に遭い続けているからだと話した。別れるための条件として、盼児は夜宴図を返すことを含め3つの条件を欧陽に叩きつけた。

側室にしたいという欧陽に、「絶対に妾にならない」と盼児は断った。三娘たちの所に戻った盼児は高熱を出し寝込み看病を受けた。欧陽の兄貴分である杜長風は、思い直すよう盼児を説得したが、追い返され三娘に池に落とされた。高慧は会っていた女性は誰かと欧陽に尋ねた。

周舎を優遇する理不尽な判決が出たが、顧千帆が知州の許永を連れてきてくれたことで、正当な判決が下された。盼児は必ず借りを返すと約束し、顧千帆と別れ東京に向かった。顧千帆は不仲の父・簫欽言の所で傷を癒やした。欧陽が盼児を側室にしようとしていることが判明し！？

顧千帆は万奇を倒した。万奇は雷敬の命令に従わざるを得なかったことを語った。盼児は周舎を誘惑し、引章と離縁するよう迫った。嫌悪する男を誘惑する自分を恥じる盼児を、顧千帆は慰め人を殺してきたことを告白した。盼児は怖がらなかった。周舎は騙されて離縁したことを訴え出て…？

盼児は顧千帆から200貫を借り、引章救出に向かった。顧千帆は陳廉という若者に懐かれた。陳廉から、上等な南洋の珊瑚が安価で出回っているという話を聞いた顧千帆は訝しく思った。盼児は周舎に近づくため、派手に金を使い始めた。顧千帆は頼った万奇に薬を盛られた。

三娘は生きていたが、離縁され息子にも見放され心も体もボロボロになっていた。盼児と顧千帆は互いを信頼するようになっていった。引章が周舎に監禁されているという話を聞いた盼児は助けに行くことにした。金を顧千帆に借りたい盼児は、本物の夜宴図と交換ではどうかと言い？