夢華録

皇帝に夜宴図が贋作であると信じ込ませたのは盼児だったと伝えると、皇后は顧千帆に味方した。裁判が再会され、子明の遺した証拠により欧陽の悪事が暴かれた。皇帝は功労者である盼児たちに望みを聞いた。盼児は奴婢だからと見下されない世界を望んだ。

皇后と戦うためには人目の多い場所に出る必要があると考えた盼児は、顧千帆を守るため欧陽を訴えた。しかし管轄違いで却下され、外にいたやじ馬は見てもいないのに盼児に非があると騒ぎ立てた。自分の名誉を守るため、盼児は登聞鼓院に訴えることにした。

顧千帆は捕らえられ牢に入れられ拷問を受けた。盼児は顧千帆を助けたくて簫欽言に会いに行ったがころされそうになり簫謂に助けられた。事故でしんだと思われていた欧陽は生きて帰り、皇后が黒幕かと盼児に尋ねられると首肯した。欧陽は盼児の首を絞めて…？

欧陽は東京の留まるため金を工面しようとしていた。屋敷も売りに出したはずが、徳氏は質入れしたため金は思ったほど集まらなかった。欧陽は徳氏を殴り殺しにした。池蟠と顧千帆と共に盼児が出かけると、丸太が落ちてきた。明らかに狙われたようだった。

子方は三娘に会いに東京までやってきた。盼児は過去の邸報を調べ、簫欽言が父・趙謙を訴えた言官だったと知った。和尚様に知恵を借りた盼児は顧千帆を呼び出し、やり直すかどうか決断を迫った。顧千帆はやり直すと決めた。欧陽は小さな州の通判に左遷された。

簫欽言の命を受けた雷敬の働きで、皇帝は夜宴図が贋作だと確信した。池蟠から話を聞き、顧千帆が簫欽言の息子だと盼児は気付いた。盼児は部屋で銀票3000貫の券を見つけた。陳廉から話を聞いて、顧千帆には盼児に会えない何かがあったと盼児は知った。

皇帝は欧陽に対し激怒したが、直言の士として罪には問わなかった。林頻から献上された永安楼特性の酒で頭痛が治った皇帝は、お忍びで永安楼に向かった。客が皇帝だと見抜いた盼児は、欧陽が持つ夜宴図を無効化するため本物の夜宴図は焼けたと話した。

永安楼が開店初日を迎えた。顧千帆は遠くから見守った。顧千帆は簫欽言と親子の縁を切った。顧千帆は盼児に会いに行き、ネズミ捕りに捕まり追い返された。永安楼の噂は皇帝と皇后の所にも届いていた。欧陽は皇后が操を失っていると皇帝に直言し…？

盼児は池蟠に永安楼の新装案を話した。顧千帆は目覚め盼児たちと馬車の御簾越しに対面した。盼児たちは御簾の中に向けて悪態をついた。陳廉は招娣に母親の件について謝罪すると、顧千帆は盼児を捨てていないと話した。招娣から盼児はその話を聞いた。

盼児は役人に謝罪させた。池蟠は盼児に永安楼の経営者にならないかと提案した。欧陽はかつて高慧から贈られた名前の刺繍された腹当てを使って高慧を脅し、復縁を迫った。高鵠は高慧に欧陽と結婚するよう命じた。顧千帆はまだ目覚めないが陳廉が帰って来た。