尚食

皇帝は游一帆の企みと本当の身分を暴いた。游一帆は同じ祖父を持ちながら境遇の違う理不尽さや民が苦しむ中権力争いをする皇族の愚かさを語った。皇帝は游一帆に自分の世を見せようとしたが、游一帆は自害した。袁琦は凌遅刑にされた。皇后は廃后を願い出た。

袁琦は皇帝に毒を飲ませた。漢王の所に、皇帝死亡の報告が届いた。紫禁城に黒装束の軍団が流れ込んで来た。後宮の妃達は之虎に捕らえられた。姚子衿は皇后の所に案内させられた。皇后は発熱していた。皇后は診療所で普通の処方では症状の改善しない夫人を診たことを話した。

皇帝は漢王が流した噂に真実味を持たせるため、廃后にしたいと言ったのだった。全ては都に隙があるようにみせ、漢王の出方を見るためだった。呉昭儀は漢王府の奴婢の子で、家族を人質に取られ逆らえないことを話した。蘇月華は捕らえられた。

皇帝は皇后を廃后にしようとして周囲に反対された。呉昭儀は漢王の手先だった。目覚めた姚子衿は廃后を考え直すよう皇帝を説得したが、考えを変えることはできなかった。漢王は挙兵した。呉昭儀は香を使い姚子衿と皇后の自由を奪った。

皇后が袁琦を庇うと、皇帝は激怒した。巷では善良な皇后が狡猾な姚子衿に寵愛を奪われている、皇帝は姚子衿に骨抜きにされているという噂が流れていた。呉昭儀は不正の証拠を突き付けて袁琦を脅し、皇帝に飲ませるよう言って毒を渡した。呉昭儀は蘇月華にも近づいた。

皇后は殷紫萍を気に入ったが、殷紫萍の背後に姚子衿がいると知ると不機嫌になった。姚子衿のせいで自分の不幸があると考える皇后に、姚子衿は自分も皇后のせいで不幸になったと語り2人は分かり合った。游一帆は視察に出かけた先で、皇帝に刃を向けて…？

姚子衿は孟紫澐の意思を継ぎ汚職問題に取り組み、恨みを買うようになった。皇帝は妃嬪を連れ陵墓へ参拝に向かった。先々で皇帝は民の姿を目にしたが、彼らは用意されたものだった。姚子衿は皇帝に本当の民の姿を見せた。皇帝は彼らの姿に心を痛めた。

漢王と趙王が頻繁に連絡を取り始めた。皇帝は姚子衿が話せないのだと気付いた。姚子衿は、以前にも同じ症状が出たことがあることや話せない妃が後宮にいると知れれば皇帝に傷がつくと考え沈黙を貫いていたことを話した。姚子衿は蘇月華を断罪すべきと孟紫澐に話した。

乾清宮の外で殷紫萍は拷問を受けることになった。皇帝は皇后に拷問の様子を見せた。姚子衿が止めに入ると、殷紫萍は最期の言葉のようなものを話した。皇后が病は尚食局が原因ではないと告白した。全ては皇帝の仕組んだ芝居だった。騙された姚子衿は深く傷ついた。

姚子衿は貴妃の位を授かった。皇后が錯乱し、原因は殷紫萍の作った肉豆蔲粥にあるとされ殷紫萍は捕らえられた。殷紫萍の友である姚子衿は黒幕にされそうだ。孟紫澐は蘇月華が黒幕と見抜きやめるよう言ったが、蘇月華は開き直り孟紫澐を脅した。