蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #11 あらすじ
小蘭花が東方青蒼に口づけると、2人は入れ替わった。
先ほどまでひどい嵐が続いていたのに、嵐は治まった。
嵐は東方青蒼が呼んだものだった。
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以下、ややこしくなるので中の人の名前で書きます。
東方青蒼と書かれている場合、東方青蒼(見た目小蘭花)で、小蘭花と書かれている場合、小蘭花(見た目東方青蒼)です。
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東方青蒼は小蘭花に口づけたが元に戻らなかった。
小蘭花は、入れ替わりには稲妻が必要だと気付いて実行した。
今は嵐がやみ稲妻もなくなっているので元に戻らなかったのだ。
小蘭花は東方青蒼を閉じ込めさせた。
儀式があると言われ、小蘭花は会場に向かった。
南幽王は、捕らえた仙族の間者を生贄として殺し月尊の帰還を祝いたいと言って、小蘭花に剣を差し出した。
仙族を殺せと言われた小蘭花は戸惑い、必死に回避する方法を捜した。
三界に君臨する月尊が丸腰の者を殺せば笑い者になる、殺すなら戦場で正々堂々と殺す、と言って小蘭花は仙族の間者を水雲天に帰らせた。
月尊の務めは大変そうだし、見た目が東方青蒼のままでは水雲天にも帰れない。
小蘭花はすでに疲れ始め、休むことにした。
すると月族の美女たちが大量に夜伽にやってきた。
小蘭花は美女たちを追い返した。
追い返された美女たちは、觴闕に理由を聞いた。
觴闕は、月尊は女子を侍らせないので呼ばれるまで勝手に入らないよう忠告した。
そこに、東方青蒼が觴闕を呼んでいるとの報告が入った。
美女たちは、納得したように「やはりね」と頷き合った。
牢から逃げ出した東方青蒼は、美女たちの噂話を聞き美女たちを黙らせた。
小蘭花の寝所にやってきた觴闕は、緊張しつつも覚悟を決めた様子だった。
小蘭花は、昔のことを聞くだけだと言って、觴闕を寝台に座らせた。
大戦の際傷を負い、昔のことを思い出せない、先日巽風たちを脅した際、霊力を使いつくした、と小蘭花は觴闕に告白した。
蒼鹽海では強者が尊ばれ、東方青蒼が君臨しているのもその強さゆえだ。
霊力のことを知られたら謀反心を抱かれてしまう。
觴闕は、誰にも知られないようにと助言した。
そこに東方青蒼が乱入し、睦みあうと言って觴闕を追い出した。
小蘭花は襲い掛かる東方青蒼に、稲妻がなければ何も起こらないと言い聞かせた。
東方青蒼は男を侍らせた小蘭花を責め、小蘭花は女がたくさんいる東方青蒼を責めた。
東方青蒼は”知られたら2人とも死ぬことになる”と状況を説明し、3日後の雷で元に戻るまで指図に従うよう小蘭花に命じた。
寝所に侍った美女の中に、海市の首領の間者がいた。
間者は、東方青蒼が命簿を身につけていたことを報告した。
命簿を持っているのに封印を解かないことで、何かがあったのだと気付いた容昊仙君は、命簿と息山神女を奪うため東方青蒼を排除しようと考えた。
容昊仙君は助けてくれる者がいると言うと、首領の格好で巽風に会いに行った。
3万年前、容昊仙君は南北幽王を互いにけん制させ巽風が地位を固めるのを助け、巽風は海市創設に力を貸した。
今回2人は東方青蒼を協力して倒すことを確認し合った。
「誰も恐れず誰も信じるな」と忠告する東方青蒼に、小蘭花は觴闕のことも信じていないのか尋ねた。
東方青蒼は觴闕のことも信じていなかった。
觴闕は裏切ったりしないと小蘭花は話した。
なぜ父親を殺したのか、小蘭花は東方青蒼に尋ねた。
東方青蒼は父を殺したことを認め、そのことを後悔していないと話した。
夢に見るほど両親が欲しかった小蘭花は、東方青蒼が父親を殺したというのは誤解だろうと思っていた。
「死にたくなければろくでなしになる術を学べ」と東方青蒼が言うと、小蘭花は「私は善良な仙女だ」と言って東方青蒼を部屋から追い出した。
感想
小蘭花と魔王様が入れ替わりました。
待ってました!
待ってたんですよ、この展開!
入れ替わりには稲妻が必要だと判明!
なるほど!
だから8話の水中キスでは入れ替わりが起きなかったんですね。 納得です。
入れ替わった瞬間から2人とも表情も仕草も違いすぎて流石としか言いようがありませんでした。
魔王様は可愛いし、小蘭花はカッコ良すぎました。
2人とも別人みたい。
割と長尺を使って描かれた魔王様帰還を祝う儀式です。
魔王様となった小蘭花は、仙族を殺せと言われてしまいました。
一体どうやって切り抜けるのか見守っていたら、月尊なんだから正々堂々と倒す!と宣言して切り抜けてて笑いました。
周りの皆さん、それでOKなんだ!?と笑っていたら、巽風が疑いの目で見ていてちょっと怖く思いつつも、”そりゃそうだよね”と笑いました。
小蘭花は月尊の大変さを知り、すでにお疲れモードに。
そもそもどうして小蘭花は入れ替わることにしたんでしょうか?
前回は、魔王様の姿になって小蘭花を水雲天に返せと命令を出してからまた入れ替わろうとしてるのかなぁとか想像したりしてました。
ずっと”家に帰りたい”と小蘭花は言っていたので、家に帰るために入れ替わったのだろうと思っていたのですが、家に帰ろうとする気配が全くないですよね。
東方青蒼の体ではそもそも帰ることは無理ですしね。
一体なぜ小蘭花は入れ替わりを決意したんだ!?
偽の司命殿に閉じ込められているのが嫌だったのか、それとも入れ替わりの方法に気づいて試しにやってみただけか!?
目的は何?!
(追記 目的は、前回魔王様に意地悪された仕返しのような気がしてきました。)
そんな感じで戸惑っていたら、美女が小蘭花の周りに集結しました。
魔王様、いつもこんな感じなのか…と唖然としていたら、決してそういうことじゃないと觴闕の証言で判明。
良かったです。
考えてみれば、魔王様は3万年ぶりに寂月宮に戻ってきたわけですから、ほとんどの人は魔王様の習慣を知らないはずです。
だけど美女たちが派遣されたということは…。
前の寂月宮の主の習慣通りに使用人の人が手配した…ということ!?
魔王様が帰ってくるまでは内乱続きだったとはいえ、一応巽風が月尊だったのですから、寂月宮の前の主は巽風?
巽風が美女を侍らせていた!?
悪くない。悪くないと思いました。
追い返された美女たちが不満タラタラでいると、觴闕が魔王様の寝所に呼ばれ…。
「やはりね」という美女たちの納得のお言葉に大いに笑わせていただきました。
魔王様に捧げる覚悟を決めた觴闕の演技も、すごく良かったです。
乱入した魔王様が小蘭花の唇を奪おうと襲い掛かり、小蘭花は稲妻がなければ元に戻らないと必死に説得しました。
落ち着きを取り戻した魔王様が最初に言及したのが、男を侍らせたこと。
これは理解できます。
自分の体を使って勝手なことをされたら困りますからね。
しかし、その後、小蘭花は魔王様に女がたくさんいたと勘違いし責めていたのには”おや?”と思いました。
これは!? もしや!? 小蘭花の心にも魔王様を好きな気持ちが生まれつつある!?
ちょっとした嫉妬心を小蘭花が感じているんでしょうか?
気になるセリフでした。
魔王様に怖い顔の訓練をさせられても笑ってしまう小蘭花が可愛かった。
その後の、足をバタバタさせながらベッドの上でコロコロしてる小蘭花(見た目魔王さま)は、11話で一番かわいかったです! !(大興奮)
容昊仙君(海市の首領)と巽風は3万年前から協力し合う仲だと判明しました。
3万年前、魔王様が父親を殺した時、まだ子供だったのには驚きました。
魔王様は父親を殺したことを認め、自分をろくでなしだと言っていましたが、殺した理由は語られませんでした。
私も小蘭花と同じように父親を本当は殺していないのではないかと思っていました。
けれど魔王様は父殺しを認めました。
きっと何か理由があるはずですよね。
父親に感情を除かれてしまったことと関係しているでしょうか。
その理由を知れば、巽風と仲直りできると信じたいです。
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