蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #18 あらすじ
常に自分を道具とみなし 七情を断つ苦しみを与え 父殺しの汚名を着せ 誰もが恐れる怪物にしたのはなぜなのか、東方青蒼は先代に問いかけた。
東方青蒼は月族が生き延びるための唯一の希望だったのだ と先代は語った。
当時月族は赤地女子に攻められ、次々と領土を失っていた。
情の根は何度もよみがえり全てを断つには幾千年もかかる。
太古の書には親を殺せとは書いてなかったが、秘術に合わせ親殺しをすることで、いち早く情の根を断つことができる。
だから殺されることを選んだのだと先代は語った。
七情が復活したことで東方青蒼は苦しんでいるのだと悟った先代は、再び七情の根を断ち月族の栄光を取り戻し戦うため自分の魂を砕くよう命じた。
七情を断てば苦しみは消える。
東方青蒼は拒み、父を殺した苦しみも 情による苦しみも すべて受け入れ忘れないと宣言した。
先代は東方青蒼に向かって毬を蹴った。
東方青蒼が蹴り返さないまま燃犀花は燃え尽き、先代の元神は光に戻ってしまった。
蒼鹽海では、巽風の雷刑が行われていた。
東方青蒼は81回の雷刑のうち、51回を自分が代わりに引き受けた。
小蘭花は巽風に雲影鑑(音声記録媒体)を渡した。
命に別状はないものの、雷刑を受け東方青蒼も静養が必要だった。
看病していた小蘭花が薬を取りに行き戻ると、寝台に東方青蒼の姿がなかった。
探しに行くと、東方青蒼は先代の寝殿で毬を見ながら泣いていた。
小蘭花は東方青蒼を抱きしめた。
東方青蒼は、以前は何も思わなかったのに、今は”今日が父の命日だ”と思うだけで胸が苦しい”父には二度と会えない””父は責めない”と言って泣いた。
薬が苦いと言って飲まない東方青蒼に、小蘭花は飲んだら蜂蜜入りの鮮花餅を作ってあげると約束した。
痛みがひどく小蘭花の支えがなければ歩けない と言っていた東方青蒼だが、巽風が謁見に来るとすっと立ち上がり謁見の間に向かった。
雲影鑑を使った巽風は海市のことを話しに来た。
3万年前、月尊になったものの南北幽王が蜂起し追い詰められた巽風は海市の首領に出会い、海市設立に協力すれば南北幽王を抑えると取引を持ち掛けられた。
仮面をしているので最初は信じなかったが、追い詰められて協力した。
思い返してみると、海市主は、勝敗を付けさせず戦を続けさせようとしているようだったと巽風は話した。
なぜ許したのかと問われた東方青蒼は、許していない、戦の場で償えと命じた。
最後、巽風は何か言いたそうだったけれど言えないようだった。
そのことに気づいた小蘭花は、次に巽風に会うときは親しみを示すよう東方青蒼に助言した。
敵を殺し威嚇することばかり教えられてきた東方青蒼には親しみを示す方法が分からなかった。
小蘭花は、自然に笑い抱きしめるよう助言した。
小蘭花は結黎に、笑う練習をする東方青蒼が可愛かったと話した。
結黎は小蘭花の芝居の上手さを褒めた。
ハッとした小蘭花の姿を見て、結黎は芝居ではないのかと問い詰めた。
小蘭花は芝居だと誤魔化した。
東方青蒼は謝惋卿として転生する赤地女子が間もなく生まれるので、雲夢澤に行き月族兵の封印を解くよう巽風に命じた。
最後に東方青蒼は巽風の肩に手を置き、体を気遣う言葉をかけた。
2人の姿を見た觴闕はにっこりしていた。
觴闕は司命殿に行き、小蘭花と結黎に事の顛末を報告した。
小蘭花は上出来だと喜んだ。
しかし觴闕は、”宿怨を忘れないことが月族の生きる意味だ”と鹽女が言い残したのに、これでいいのだろうかと疑問を口にした。
そこに東方青蒼がやってきた。
鮮花餅を貰いに来たといいつつ、本当の目的は小蘭花に感謝を捧げることだった。
月族は感謝をささげる時、相手の顔に自分の血を塗る。
小蘭花が嫌がるだろうと、東方青蒼は血ではなく赤い顔料を用意していた。
初めて捧げる感謝だと言われ、小蘭花は頬を差し出した。
東方青蒼は小蘭花の頬に指で赤い顔料を塗った。
感想
当時月族は仙族に攻め込まれ次々領地を失っていました。
月族を守るため、魔王様を第二の鹽女にすると先代は決めた、ということのようです。
七情を奪う秘術通りにやっていると、何千年もかかるのを手っ取り早く済ませる方法が、親●しをさせることで、だから自分を●させたのでした。
魔王様の乳母たちは、より多くの月族兵を守るための尊い犠牲となったんですね。
先代は本来優しい人のようですから、心を鬼にして手を下したのでしょう。
七情を取り戻した魔王様は苦しみつつも、父親との楽しい思い出も取り戻しており、再び七情を失い何も感じなくなるよりも すべてを受け入れることを選びました。
先代の寝殿で泣く魔王様を抱きしめる小蘭花。
あのシーンを見ながら、私も泣きました。
このドラマ、最初は笑いながら見ていたのですが、最近では毎回といっていいほど泣いています。
一体どうなっているんでしょう。
小蘭花に笑い方を教わる魔王様は可愛すぎましたし、魔王様が巽風に優しくしようとする姿は微笑ましくて、觴闕と同じ顔で見てました。
あの場面、視聴者は皆 觴闕と同じ顔になっていたと思います。
結黎が小蘭花に”芝居が上手い”とか言い出した時、一体何の話?と思ってしまいました。
これはどうやらあれですね。
魔王様は小蘭花のことを好きなんだから、その好意を利用してうまく立ち回れという作戦の話ですね(14話)。
小蘭花は魔王様に取り入って逃げようと考え、ちょっと頑張ってました。
そんなことは2週間ですっかり忘れていました。
小蘭花も忘れていたみたいです。
芝居のことなんて忘れていました。
それなのに小蘭花は
・命懸けで先代月尊の元神を捜した。
・鮮花餅を手作りしてあげた。
・魔王様の話をするときは目が輝いている。
そうです!(結黎調べ)
これはどういうことなんですか!
くわしく教えてください、小蘭花!
魔王様と巽風、先代の家族のいざこざの話は解決しました。
魔王様と小蘭花もいい感じ。
次はどんな話になるんでしょう。
觴闕は、兄弟が仲直りしたことを喜びつつも、月族としてこれでいいのだろうかと不安を口にして鹽女の言葉を引用していました。
”宿怨を忘れないことが月族の生きる意味だ” 鹽女と重華の話、気になるのでそっちの話もしてほしいです。
が、とりあえずは人間界が関わってくる感じになるでしょうか?
赤地女子の元神を持つ謝惋卿を探すため、巽風は人間界に行きますもんね。
そこで容昊仙君たちと対立する感じでしょうか。
このドラマは全36話ということなので、今回で半分が終わったことに…。
なんだかすでに寂しい気持ちになってしまいました。
永遠に終わらなくていいです!
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