蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ 第29話 ネタバレあらすじと感想

蒼蘭訣~エターナル・ラブ~第29話 蒼蘭訣

蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #29 あらすじ

小蘭花しょうらんか弗居ふっきょ洞に入ると、東方青蒼とうほうせいそうは倒れた。
夫婦ならば生涯寄り添い 喜び苦しみを共にするべきと考えた東方青蒼とうほうせいそうは、九幽一夢きゅうゆういつぼうを飲んでいなかった。

3日後、弗居ふっきょ洞から出てきた小蘭花しょうらんかげつ族の皆から月主げっしゅとして受け入れられた。

水雲天すいうんてんでは、長珩ちょうこう仙君への死罪が言い渡されていた。
丹音たんいん小蘭花しょうらんか息山神女しょくさんしんにょなので長珩ちょうこう仙君は無実だと訴えた。
長珩ちょうこう仙君は無罪となり戦神に復帰した。

容昊ようこう仙君は仙族兵3000を殺したのはげつ族だと雲中君うんちゅうくんに報告した。
雲中君うんちゅうくんげつ族との全面戦争を決意した。

長珩ちょうこう仙君は容昊ようこう仙君に会いに行き、なぜ嘘をついたのか問いただした。
容昊ようこう仙君は、雲中君うんちゅうくんの望むもの(戦争の口実)を与えただけであること、東方青蒼とうほうせいそう業火ぎょうかを使えなくなっていることを話した。

長珩ちょうこう仙君は、容昊ようこう仙君の目的は本当に赤地女子せきちじょしを蘇らせることだけなのか問いただした。
容昊ようこう仙君は「知らぬ方が良いことだ」と言って話さなかった。

觴闕しょうけつ結黎けつれいに穴蔵の鍵を渡し求婚した。
穴蔵には俸禄の蓄えが入っている。
俸禄では家が買えないから、結婚したら商売を手伝うよう言って結黎けつれいは求婚を受け入れた。

蝶衣ちょうい澧沅れいげん仙尊に会いに行き、容昊ようこう仙君への恩返しに協力するよう要請した。
しかし澧沅れいげん仙尊は受け入れなかった。
すると蝶衣ちょうい星落せいらくの形見を取り出した。

かつて澧沅れいげん仙尊と星落せいらくの間には双子の女の子が生まれた。
2人は1人を仙族にしもう1人をげつ族にした。
星落せいらくは子供を抱え逃げたが亡くなり、子供は海市かいしの首領が育てたのだった。

澧沅れいげん仙尊は、容昊ようこう仙君を連れ出すよう命じられた。

觴闕しょうけつ小蘭花しょうらんかに、結黎けつれいが求婚を受け入れたことを報告した。
2人は、最近結黎けつれいが気前が良いのは、かつての財だけを頼る辛い境遇と違い 愛する人と親友がいて寂月せきげつ宮という家もあるからだろうと話し合った。
結黎けつれいは物陰から2人の話を聞いていた。

骨蘭こつらんが光り、小蘭花しょうらんかの顔が一瞬赤地女子せきちじょしに変わった。
東方青蒼とうほうせいそう小蘭花しょうらんかではないと気付き、小蘭花しょうらんかを眠らせた。

東方青蒼とうほうせいそう骨蘭こつらんについて巽風そんほう觴闕しょうけつに話した。
赤地女子せきちじょし元神げんしん骨蘭こつらんの中にある。
赤地女子せきちじょしの元神は小蘭花しょうらんか元神げんしんの力を取り込み10日以内に回復する。
一方小蘭花しょうらんかは10日以内に死ぬ。

東方青蒼とうほうせいそうへの情がなければ骨蘭こつらんは身を守る道具に過ぎない。
しかし東方青蒼とうほうせいそうへ変わらぬ愛を誓えば骨蘭こつらんは外せなくなり、無理に外せば命が危うい。

巽風そんほう承影しょうえい剣の最後の破片を見つけ すでに鋳直してあることを告白した。
承影しょうえい剣で小蘭花しょうらんかに自害させる案を巽風そんほうは考えたが、東方青蒼とうほうせいそうは認めなかった。

小蘭花しょうらんかが死ねば東方青蒼とうほうせいそうも死んでしまうこと、水雲天すいうんてんでは戦の準備が着々と進められていること、赤地女子せきちじょしの元神でしかげつ族兵10万は蘇らないこと、10万の兵が戻らなければげつ族は存亡の危機であることを巽風そんほうは訴えた。
げつ族のために小蘭花しょうらんかを犠牲にするべきと巽風そんほうは主張したが、東方青蒼とうほうせいそうは認めなかった。

話し合いが決裂すると、巽風そんほうは捨て台詞のように業火ぎょうかが使えないのは愛に溺れて情が蘇ったからだと言った。
東方青蒼とうほうせいそうも、そのことには気づいていた。

蝶衣ちょうい結黎けつれいに3日以内に小蘭花しょうらんかを連れ出すよう命じた。
連れ出さなければ結黎けつれいにも觴闕しょうけつにも蝕心丸しょくしんがんの毒が回る。

「戦に行って戻れなければ君を守れない」という觴闕しょうけつに、結黎けつれいは「必ず無事に年を取るまで生きて」と声をかけた。

御前会議では、南北幽王をはじめとする将らが水雲天すいうんてん平定を叫んでいた。

感想

無事に月主と認められた小蘭花ですが、いきなりタイムリミットが設定されました。
小蘭花しょうらんかが●んでしまう=魔王様も●んでしまうまであと10日です。

小蘭花しょうらんかが●ぬと赤地女子せきちじょしが生き返ります。

前回結黎けつれいが滴らせたのは赤地女子せきちじょしの元神だったんですね。

状況を整理してみます。

水雲天すいうんてん蒼鹽海そうえんかいの全面戦争が迫っている。
骨蘭こつらんの中にある赤地女子せきちじょしの元神を使えばげつ族兵10万の封印を解くことができる。
骨蘭こつらんを外すと小蘭花しょうらんかは●んでしまうかもしれない。
骨蘭こつらんを外さなくても、このままだと10日以内に小蘭花しょうらんかは●に赤地女子せきちじょしが復活する。
小蘭花しょうらんかが●ねば魔王様も●ぬ。
小蘭花しょうらんか承影しょうえい剣で自害させれば、同心呪どうしんじゅは解除され魔王様は助かる。
業火ぎょうかは数万の兵力に匹敵するが、魔王様は業火ぎょうかが使えない。

この状況を見ると、巽風そんほうの言っていることが合理的に思えます。
小蘭花しょうらんかに犠牲になってもらって魔王様との同心呪どうしんじゅを解き、赤地女子せきちじょしの元神を使ってげつ族兵10万の封印を解く。

もちろん、視聴者的には絶対にダメですが、でもげつ族全体のことを考えたら小蘭花しょうらんか1人が犠牲になることで得られるものがあまりにも大きいです。
どっちにしろ10日後には小蘭花しょうらんかは●んでしまうかもしれないわけで、だったらちょっと早めに●んでもらおうかな?的なね。
巽風そんほうの言っていることは、理解できると思いました。

恐らく魔王様は小蘭花しょうらんかを助けるための解決策が見えていなくて、だから巽風そんほうの考えを否定することしかできないんですよね。
否定するだけで、じゃあどうするのか、を提案できない。辛い!

これ、大丈夫ですか? 大丈夫ですよね、これ?
小蘭花しょうらんかが助かるルートがあると信じてますからね!?

小蘭花しょうらんかと魔王様のこととか、戦争のこととか心配なことはたくさんあるのですが、今回一番心配になったのは觴闕しょうけつのことでした。
「必ず無事に年を取るまで生きて。分かった?約束してよ」 という結黎けつれいのセリフがフラグのように思えてしまって、すごく心配になってしまいました。
泣きそうです。

結黎けつれいが結婚を承諾してくれて喜んでいたのに。
その矢先にこんな不穏な感じになるなんて。
フラグは叩き折るためにありますからね、そこのところ、よろしくお願いします。

そして結黎けつれいに関する重要情報が明かされました。
どうやら結黎けつれい澧沅れいげん仙尊と星落せいらくの娘のようです。
つまり丹音たんいんとは双子の姉妹!

結黎けつれいが人間界で曲水きょくすい丹音たんいん)のことを気に入っていたのは、あれは姉妹ならではの何かを感じたからなんでしょうね。

丹音たんいんげつ族の血を引いているとバレていないのは、澧沅れいげん仙尊と星落せいらくが術を施したからだということで、気になっていたこともスッキリしました。

結黎けつれいは海市の首領=容昊ようこう仙君に育てられたということで、驚きました。
育てた子に毒を盛り意のままに操る容昊ようこう仙君。
結黎けつれいは人を信じられない辛い過去を背負っているみたいですから、大切に育てられたわけではなさそうですし、容昊ようこう仙君は引き取った以上ちゃんと育ててあげてください!と思いました。

クライマックスムードが漂いまくりで目が離せません!

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