蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #6 あらすじ
喜ぶことを何でもすると東方青蒼が言うと、小蘭花は試験に受かりたいと話した。
100年に一度の試験に受かれば正式に神仙として認められ格が上がる。
首席になれば長珩仙君に仕えることができる。
しかしそのためには妖獣を手懐けなければならず、小蘭花の力では難しい。
長珩仙君は大戦後水雲天が失った土地を6000年足らずで奪い返した英雄で、全ての仙女が恋焦がれる方なのだと小蘭花は語った。
小蘭花は外に目を向ければ自分よりも美しい仙女だらけだと言って東方青蒼の自分への想いを断ち切らせようとしたが、東方青蒼からは「私にとって三界にお前ほど特別な者はおらぬ」と言われてしまった。
小蘭花は側にいて欲しいのは長珩仙君だけだと叫んで駆けて行った。
蝶衣は命簿を持ち去ったのが司命殿の者だと調べ上げた。
首領は試験の際事故に見せかけ殺すよう蝶衣に命じた。
朝、小蘭花が起きると長珩仙君がいた。
一瞬喜んだ小蘭花だったが、東方青蒼が化けているのだと気付き怒った。
小蘭花に試験は危険だと東方青蒼は言ったが、小蘭花は試験を受けたいと言って譲らなかった。
丹音も試験を受けようと修行をしていた。
丹音の父澧沅仙尊は、高貴な身分である丹音が試験を受け侍女になる必要はないと止めた。
しかし丹音は、息山神女はきっと死んでいるだろうし、近くに仕えれば長珩仙君は自分を好きになってくれるはずだと主張した。
東方青蒼は息蘭族を育てることの難しさに癇癪を起しつつも、”小蘭花をこの世で最も幸せな女子にする”と決意した。
丹音は司命殿にやってきて自分の命簿を見せるよう小蘭花に言った。
願いが叶うか見たいそうだ。
小蘭花が掟だからと拒むと、丹音は命簿の木を傷つけた。
すると命簿の木に”洞”が現れた。
丹音が洞を覗くと、人間界でも水雲天でも長珩仙君は小蘭花と婚礼を挙げていた。
小蘭花によれば、洞は何代も前の師匠が作った天極鏡という未来を映す鏡だそうだ。
天極鏡に映ったことは必ず起こると聞いた丹音は小蘭花を殴り、去っていった。
小蘭花が試験会場に行くと、仙女たちは”長珩仙君が丹音に神芝丸を渡したらしい”、”長珩仙君は丹音を首席にしたいのだろう”と噂していた。
雲中君、長珩仙君、容昊仙君、澧沅仙尊の見守る中、試験が始まった。
候補者は配られた收妖丹で漱玉林の妖獣を手懐けなければならない。
候補者は48名。
妖獣は9頭のみ。
どんな手を使おうと日暮れまでに手懐ければ合格だ。
漱玉林での様子は窺天鏡(ライブカメラ映像のようなもの)を通じて長珩仙君たちが見ている。
容昊仙君から候補者の中に想い人がいるか尋ねられた長珩仙君は、星が欲しいという小蘭花に北溟から奇幻流蛍石という霊玉を取ってくると約束した日のことを思い浮かべていた。
東方青蒼は隠れ身の術を使い漱玉林に入ると、小蘭花のために最も弱い妖獣・英招を捕らえ近くに置いた。
小蘭花は英招に好物の瑠璃草を与え、油断した隙に收妖丹を使おうとした。
ところが丹音率いる7名の仙女が現れ、英招を引き渡し棄権するよう要求した。
小蘭花が拒否すると、7名の仙女は攻撃を開始した。
東方青蒼は密かに力を貸し攻撃を跳ね返した。
英招も小蘭花に味方したのを見ると、丹音たちは立ち去った。
漱玉林にやって来た蝶衣は、窺天鏡を無効化すると英招に祟気を放った。
英招は巨大で狂暴な獣に様変わりした。
觴闕に追い払われた英招は丹音たちを襲った。
小蘭花は丹音を助けた。
丹音は取り巻きたちに加勢するよう命じ、皆で英招に立ち向かった。
しかし英招を抑えられず、仙女たちは木の洞に隠れた。
殺されるのは時間の問題と考えた小蘭花は、仙女たちから收妖丹を預かり、8個の收妖丹で英招を手懐けようと考えた。
みんなから收妖丹を受け取った小蘭花は木の洞から飛び出すと自分の腕を傷つけ血の匂いで英招を引き付けた。
丹音たちは助けを呼びに試験会場に戻った。
突然現れた腕の傷を見て、小蘭花に危険が迫っていると気付いた東方青蒼は…?
感想
今まで小蘭花と東方青蒼の世界に、たまに長珩仙君が登場する、という狭い世界だったのが 試験が始まったことでたくさん登場人物が出てきました。
そんな中でグッと来たのは、魔王様の胸キュンなセリフです。
どうしてあんなセリフをサラッといえるのでしょうか。
3万年前、この天然タラシな魔王様が蒼鹽海の美女たちをどんな感じで弄んでいたのか、気になって仕方ありません。
小蘭花の力を回復するためには喜ばせる必要があると学んだ魔王様は、さっそく望みを聞きました。 小蘭花の望みは、
①東方青蒼に昊天塔に帰って欲しい
②命簿を返して欲しい
③試験に通りたい
という3つだけでした。
なんて謙虚!
流れで試験に受かりたい理由は長珩仙君に仕えたいからだと話した小蘭花は、長珩仙君への恋心も東方青蒼に告白しました。
東方青蒼が目の前にいると知らないまま、長珩仙君がもっと早く生まれていたら東方青蒼などコテンパンにやっつけていたと話す小蘭花に笑いました。
東方青蒼は自分の方が圧倒的に強いと思っているみたいですが、実際はどうなんでしょう。
戦ったことがないんだから本当の所は分からないはずですよね。
2人が戦う展開もあるんでしょうか。気になります。
前回、小蘭花への気持ちを封印してしまったかに見えた長珩仙君ですが、今もまだ小蘭花のことが好きみたいです。
今回、1話で小蘭花が拾った霊玉は、500年前に星が欲しいと言った小蘭花への贈り物として長珩仙君が持ち帰った物らしいと判明しました。
そこで1話を見返してきました。
そして、長珩仙君の冷たさに驚きました。
こんなに長珩仙君は小蘭花のことが好きなんですよ!と学んだうえで見ると、1話の長珩仙君はそっけなさすぎました。
霊玉だってプレゼントとして小蘭花に贈ったのではなく、落としたのを小蘭花が拾い、長珩仙君が要らないというので持ち帰った…という形で小蘭花がゲットしたのです。
婚約者がいるから好きだという気持ちを態度に表せないのでしょうか?
小蘭花は500年前のことを忘れているっぽく見えます。
長珩仙君の態度は、そのことと関係しているでしょうか?
将来2人が人間界でも水雲天でも結婚することが決まっているらしいと今回知りました。
2人のことが気になります。
小蘭花には謎がないように見えて謎だらけですよね。
長珩仙君は息山神女の婚約者で、雲中君からも他の女に目移りしてはいけないとお説教されているくらい、息山神女の婚約者でいることを求められています。
とすると、長珩仙君が結婚する相手=小蘭花は息山神女なのでしょうか?
小蘭花が息山神女ならば長珩仙君との結婚に何の障害もありません。
丹音とは友達になれそうですね。
協力し合った8名で無事試験合格という流れになるのでしょうか?
丹音は長珩仙君に失恋しても、長珩仙君の側近の人が丹音推しなので、彼に幸せにしてもらってください。
あの彼が長珩仙君に処分を命じられた神芝丸を丹音に渡したので間違いないと思います。
この噂を聞いて小蘭花は少なからず傷ついたのですから、責任取って丹音を幸せにしてあげてください!
小蘭花を助けてくれるのは魔王様なのか、それとも長珩仙君なのか。
次回がとっても楽しみです。
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