尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ #13 最後の胡桃 あらすじ
皇帝はアルクタイから明の民を守るため北征した。
永楽22年7月、皇太孫・朱瞻基は久しぶりに姚子衿に会った。
何度か都に戻ったものの、皇太孫はずっと視察にいっていたのだ。
姚子衿がウサギの煮物を差し出すと、皇太孫は自分の贈ったウサギかと思い怒った。
それは誤解で、皇太孫から贈られてウサギは逃げてしまったのだと姚子衿は話した。
和やかに過ごす2人の所に皇帝崩御の報せが届き、皇太孫は棺を迎えに行った。
皇帝の崩御に伴い、後宮の妃嬪の内、子のない16名は殉葬されることになった。
荘妃も殉葬される。
姚子衿と殷紫萍は荘妃の最後の食事として、胡桃汁粉を用意し持っていった。
荘妃の母のレシピをもとに作ったものだが、荘妃は味が違うという。
荘妃は2人に、母に会いに行きたいと頼んだ。
逃げるつもりはなく、母に会ったら今日の日没に予定される殉葬までに帰ってくるという。
姚子衿は荘妃と入れ替わり外に出してあげることにして、自分の玉佩を渡した。
なかなか荘妃は帰ってこない。
殷紫萍は家族を全員亡くし死ぬはずだった自分が姚子衿の代わりになると言い出した。
刻限ギリギリで荘妃は戻り、迎えに来た官吏に連れられて行った。
姚子衿は荘妃の帰りを待つ間、ずっと胡桃汁粉の味がなぜ違ったのか考えていた。
尚食局に戻った姚子衿は、最高級の材料ではなく、司膳司が届けてきた品質の悪い胡桃を使って胡桃汁粉を作った。
尚食・胡善囲は姚子衿が今日どこにいたのか調べさせた。
姚子衿は連れて行かれた荘妃を追いかけ、胡桃汁粉を差し出した。
荘妃はこれこそ故郷の味だと言って喜び、本当は逃げるつもりだったと告白した。
荘妃は母を親しい人たちに託そうとしたが、誰も門戸を開いてくれず ついに歩けなくなった。
逃げられないのだと悟った荘妃は、帰ってきたのだった。
荘妃は建物に入っていき、殉死させられた。
新皇帝の側妃郭氏は怖くなり、その場から逃げ出した。
殷紫萍も怖くなり、姚子衿と共に逃げようとした。
しかしどこへ行っても辛いことがあり同じなのだと諭され、思いとどまった。
胡善囲は、荘妃の侍女・阿金を監禁し、姚子衿が荘妃と入れ替わったことを聞き出した。
阿金から姚子衿の玉佩の模様を聞き出した胡善囲は、姚子衿の書いた本を燃やした。
感想
知りませんでした。
明時代にも殉葬というものがあったということを。
明時代は1368年から1644年らしいので、日本だったら室町時代~江戸時代4代将軍徳川家綱の時代です。
てっきり殉葬は古代の話だと思っていたので、驚きました。
もしかしたらこのドラマで後々出てくるかもしれないと思い、中国のことは調べず日本のことを調べてみました。
日本では、弥生時代に殉葬が行われていた可能性があるそうです。
武士や軍人は上官が死ぬと、自分も死ぬ(殉死)ということがあったみたいですが、殉葬ということはなさそうです。 (↓Wikipediaを参考にしました)
前回、荘妃が泣いていたのは、皇帝の死が近いということを知っていたからだったんですね。
皇帝の死=自分の死。
ひぃいいいいいい。
しかし、しきたりだからと、殉葬を続けるのは解せませんでした。
自分が死んだら妻にも死んでもらいたいなんて思う人、いないと思うのですが!?いるのか!? 好きな人には長生きしてほしいのが人情なのではないのですか!?
寵姫の実家や親族が力を持つのを阻止するため、とかなのでしょうか?
姚子衿が皇太孫の愛妻(?)になった暁には、ぜひ殉葬は廃止していただきたいです。
とりあえず、このドラマを全部見終わったら世界の殉葬の歴史について調べてみたいです。
城外に出る際、荘妃は姚子衿の玉佩を使いました。
荘妃の侍女もそれを見ていて、尚食・胡善囲はその侍女から玉佩の柄を聞き出し…姚子衿の書いた本を焼き…。
胡善囲は皇太孫妃胡善祥の義姉(?)で胡家のために尽くしている人です。
そして、おそらく姚子衿は当初皇太孫妃になるはずだった娘なので、胡家の敵の娘である可能性が高いですよね。
胡善囲さん、美人で優しい姚子衿の師匠でしたが、孟紫澐に対してクーデターを引き起こした11話から雲行きが怪しくなってまいりました…!
今日の最後の方のお顔も、なんだか怖かったです。
お美しいから余計に怖いような気がします。
怖い展開になるのでしょうか?ハラハラします。
皇太孫妃・胡善祥は胡善囲の言いなりにはならないタイプなので(今のところ)、そこが救いです。
姚子衿がいくらライバルの家の娘だとしても、一生懸命書いた本を燃やすのだけは、やめてください!
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