尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ #23 最後の告白 ネタバレあらすじと感想

尚食第23話 最後の告白 尚食

尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ #23 最後の告白 あらすじ

皇太子・朱瞻基しゅせんき姚子衿ようしきんのために司膳司しぜんしで薬を手配させた。

第6ラウンドは魚料理を両者用意したが、皇帝は孟紫澐もうしうんには見向きもせず料理を下げさせた。
第7ラウンドの配膳係に、姚子衿ようしきんは立候補した。
かく貴妃きひがとりなしてくれたとはいえ、皇帝の機嫌は未だに悪い。孟紫澐もうしうんは心配した。

姚子衿ようしきんには、怪我を負った自分が配膳すれば皇帝は話を聞いてくれるかもしれないという計算があった。
目論見が当たり、話を聞いてくれた皇帝は孟紫澐もうしうんチームの料理を選んだ。
しかし、まだ胡善囲こぜんいチームが優勢だ。

最終対決は、御前で調理を披露することになった。

胡善囲こぜんいのチームの作る子豚の丸焼きには麒麟の模様が浮かび上がる工夫がされていた。
皇帝をはじめとする皇族たちは間近で調理の様子を見物し、麒麟の模様が現れると皇帝を祝福した。
ところが、急に大きく火が燃え上がり、皇帝の衣に燃え移った。

刺客が多数現れ、皇帝めがけて斬り込んで来た。
游一帆ゆういつはんは体中に刀傷を負いながらも皇帝を守った。
皇太子・朱瞻基しゅせんきも剣を抜き刺客と戦ったが皇帝の所に駆けつけたのは賊が退治されてからだった。

皇帝は皇太子が来るのが遅く死にかけたと言って怒りを露わにした。
皇太子は腹部に傷を負ったが、皇后に心配をかけまいと秘密にしせい侍医に治療をさせた。
しかし補血効果のある夜食が皇后から届いた。

皇后は皇太子の怪我を知らないはずである。
皇太子は、姚子衿ようしきんからの差し入れだと気付いた。

姚子衿ようしきん胡善囲こぜんいに呼び出され会いに行った。
胡善囲こぜんいは 負けたことと、姚子衿ようしきんの手を傷つけた犯人であることを認めた。

胡善囲こぜんいは、病弱に生まれた胡善祥こぜんしょうを守るために 彼女の産まれた日、瑞兆があった という話を広めた話をした。
そして、恨むなら自分を恨むよう言った。

姚子衿ようしきんは厨師を止め紫禁城を去るよう言うと立ち去った。

蘇月華そげっか胡善囲こぜんいに会いに行き、王遥清おうようせいの死は胡善囲こぜんいが仕組んだことではないかと問い詰めた。
胡善囲こぜんいは口止めのために殺したと言うと蘇月華に短刀を握らせ、自分の腹に突き刺した。

皇太子妃胡善祥こぜんしょうは、胡善囲こぜんいの亡骸を見つけた。

孟紫澐もうしうんは、なぜ胡善囲こぜんいが失敗するよう仕組み、刺したのか蘇月華そげっかを問い詰めた。
調味料から火が出るよう細工をしたのは蘇月華だった。

蘇月華そげっかは、孟紫澐もうしうんが傷つけられないためにやった、父が再婚し家に居場所はなく母に会いたかったと話した。

尚食局では、胡善囲こぜんいが自害したという噂が立っていた。

孟紫澐もうしうんは、蘇月華そげっかに指導をし始めた。

感想

ということで、姚子衿ようしきんがどうしても上元節じょうげんせつの宴での勝負に参加したかったのは、胡善囲こぜんいを追い出すためだったようです。
そして、姚子衿ようしきんの手を怪我させた犯人も胡善囲こぜんいでした。

胡善囲こぜんいは病弱に生まれた胡善祥こぜんしょうのために自分の人生をなげうって生きてきて、皇太子妃・胡善祥こぜんしょうを光り輝かせるために、汚い仕事も引き受けていたようです。
胡善囲こぜんいは、王遥清おうようせいも口止めのために殺し、そのことを知った蘇月華そげっかに殺されました。

ただ、”殺された”と言いきれるかどうかは微妙なところです。
胡善囲こぜんい蘇月華そげっかにナイフを握らせ、ぶっさりと刺させた感じでした。
どうやら胡善囲こぜんいは死にたかったようです。

21話で皇太子妃に、いつもと違う優しい言葉をかけていたのも死を覚悟していたからかでしょうね。
親友兼協力者である王遥清を殺した時点で、自分も最後には死ぬ覚悟をしていたでしょう。

今回は游一帆ゆういつはん、皇太子、胡善囲こぜんいが刃物で刺されました。
游一帆ゆういつはんと皇太子は剣で刺されて、胡善囲こぜんいは野菜彫刻用のナイフです。

游一帆ゆういつはんの生死は不明ですが、皇太子は無事で、胡善囲こぜんいはお亡くなりになりました。

視聴者的には、游一帆ゆういつはんよりも傷が軽そうな胡善囲こぜんいが亡くなったことで、游一帆ゆういつはんの身の上が心配になりました。
もしかして、胡善囲こぜんいのナイフには毒でも塗ってあったのでしょうか?
悪役だとしても、胡善囲こぜんいさんのファンなので今後彼女の姿を見られなくなるのは悲しいです。

尚食局の対決の方は片が付きましたが、皇帝陛下が襲われた件は何も解決していないというか、触れられておりません。
皇太子が皇帝の怒りを買ってしまい、親子の仲がますます悪くなってしまうのではないかと心配です。

皇帝は「お前が来ないから死にかけた」と言って、皇太子を責めていましたが、親なら息子が無事なことを喜ぶのではないですか?
もしかして、皇帝は皇太子が皇帝の座を狙っていると思っていますか?
待ってれば棚ぼた式に皇帝になれる立場の人が、それをする必要なくないですか?

それとも、皇太子は皇帝親衛隊の長だったりするのでしょうか?
守る仕事の人ですか?仕事ちゃんとしろ、と叱っただけでしょうか?
あれだけ刺客が現れて、てんやわんやになった後だったので、息子が無事だったことを喜んであげて欲しかったです。

ここまで親子仲がこじれてしまったことが悲しかったです。

2時間サスペンスドラマで殺人事件が起きたら、その人が死んで誰が一番得するか考えます。
今回の刺客事件の結果、親子仲はより悪くなったので、そうさせたかった人が一番得してます。
もしかして黒幕は皇帝と皇太子を仲違いさせたい人でしょうか?

とにかく、早くこの事件を解決して、親子仲良くしてほしいです。

蘇月華の変わり身の早さに、最初恐怖を覚えました。
胡善囲を陥れ、殺した(?)本当の理由は胡善囲が蘇月華の師匠・王遥清おうようせいを殺したからなのに、孟紫澐に問い詰められると”あなたのためにやった”と言えちゃう変わり身の早さ。

けれど、見終わってから考えた結果、すこし考え方を買えました。
蘇月華の中には確かに母親に対する思いもあって、だから孟紫澐のためにやったというのも、あながち嘘ではないのかもしれないと思いました。

もともと心の中にあった思いだったから、咄嗟の場面でもスラスラ話すことができたのかもしれないと思いました。

殷紫萍いんしへいは、姚子衿ようしきんに妃嬪になってほしいみたいですが、姚子衿ようしきんさんのこれからは どうなっていくのでしょうか?
とりあえず、胡善囲こぜんいがいなくなったことで明確な敵はいなくなったような?

蘇月華が次の敵になるのか、ピュアだった皇太子妃が亡き姉の遺志を継いで姚子衿ようしきんの前に立ちはだかるのか…。

今後の展開が楽しみです。

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