ぎょこうき

仙師は仙姫の顔のために溺愛しているのだと雲禾に話した。仙姫と北淵の対立は激化し、天君は打開策を模索する中、雲禾に行きついた。雲禾は天君に協力を申し出、青姫に仙師をけん制させわなを仕掛けるという案を献策した。天君は洛洛を連絡役にした。

仙姫は仙師に助けを求め逃げた。結界が弱まり、雲禾は逃げ出した。仙師の書斎に侵入した雲禾は、仙姫と同じ顔をした古い絵がかかっているのを見た。雲禾が去ると仙師は絵に対し約束を守ると話した。長意は仙姫を逃げさせまいと力を使い、霊丹が砕けてしまった。

三月が万花谷に戻ったと知った離殊は三月を追いかけた。仙姫は3日以内に長意を捕らえるよう凌霜台に命令を出した。万花谷に戻った三月は、解毒薬を盗み出し逃げた。離殊は逃げる三月を追う昊青たちを遮った。長意たちは卿瑶と手を組み、朱凌に取引を持ち掛けた。

昊青は匿い療養させていた思語を呼び戻した。林滄瀾のやり方では犠牲が出ると考えた昊青は双脈を作り出す薬の研究を始めた。長意たちは半年かけて北淵に到着した。目的は青丘の末裔である卿玄と同盟を結ぶことだった。長意は朱凌に襲われている狐族を助け…？

昊青は万花谷に帰る決意をした。仙姫は雲禾が従棘所にいると知り、押し掛け、雲禾は九尾狐姿になり仙姫に攻撃を放った。仙師が現れ雲禾は拘束された。仙師によれば、雲禾の寒霜は中和されているそうだ。新で償うつもりだった<雲禾は死ねないと知り泣いた。

長意は従者の羅索に倒れているところを保護された。しかし長意の傷は羅索では手に負えないものだった。そこに空明が現れ手当てを施し人間界に逃げるよう助言した。空明はかつて仙師の弟子だったが出奔し仙師府に追われていた。空明は、共に戦おうと長意を誘った。

雲禾と長意は人間界で中秋節の祭りを楽しんだ。雲禾は予定通り長意を眠らせ禁錮符を解除すると、長意を昊青に託し宿営に戻った。昊青は目覚めた長意に雲禾が罰を受けに行ったことを話すと自分の意思で行動するよう言い開放した。長意が雲禾を助けに来てしまい…？

長意は仙姫に会いに行き、雲禾を呼び出した。長意は仙姫のために歌を歌ったが、雲禾には長意が自分のために歌い語り掛けているのだということが伝わった。雲禾は万花谷に累が及ばないよう長意を助ける方法として、自分を犠牲にすることにし、昊青に協力を頼んだ。

馭鮫記（ぎょこうき）前編：月に君を想う　第12話　あらすじ 林滄瀾りんそうらんが亡くなってから昊青こうせいは内殿に閉じこもっている。 暁星ぎょうせいは昊青こうせいにあってほしいと雲禾うんかを呼びに来た。雲禾うんかは父親の急死で衝撃を受けてい...

雲禾たちは計画通り卿舒を捕らえた。雲禾は卿舒を見張り、昊青は林滄瀾のもとへ向かい、隠棲するよう迫った。すると林滄瀾は立ち上がり昊青に刃を突きつけた。昊青が何でもするから雲禾を助けて欲しいと言うと、林滄瀾は自分をころすよう昊青に迫り…？