尚食

姚子衿は郭貴妃の殉葬に口出ししたことで皇太后に疎まれ、未だに位が決まらなかった。皇帝は姚子衿を反省させるため距離を置こうとしていたが、どの妃嬪とすごしても姚子衿のことを思い出してしまい苛立った。皇太后の具合が良くない様子で…？

姚子衿と游一帆は協力し、李時勉と郭貴妃の命を助けた。一度は郭貴妃の殉葬は撤回されたが、結局郭貴妃は殉葬されてしまった。姚子衿は殉葬を廃止できないか皇太子に相談したが、祖訓は変えられないと言われてしまった。朱瞻基は皇帝に即位した。

皇帝が崩御したが、皇太子朱瞻基は南京にいる。皇太子が北京に戻るまで皇帝崩御の事実を隠し通さなければ漢王と趙王が謀反を起こすかもしれず、皇后は細心の注意を払った。姚子衿は郭貴妃から助けを求められ、游一帆に協力を要請した。

郭貴妃は皇后の誕辰宴を取り仕切ることになった。南京で地震が起き、皇太子は現地に出向いた。姚子衿は皇太子の手配した芸妓と演奏をした。芸妓をみた皇后は、赦免したはずの永楽帝時代の罪臣の家族が解放されていないことに気づいた。

姚子衿は皇太子嬪に冊封された。蘇月華は言われた通り料理を作ったら皇帝の病が再発したと游一帆に文句を言った。姚子衿が皇太子嬪となった日の夜、皇太子は部屋を訪ねなかった。妃嬪たちは姚子衿は冷蔵庫行きだろうと噂し合った。姚子衿の部屋には贈り物が大量に届いた。

姚子衿は、皇太子を南京に行かせず、永楽帝時代の罪臣が赦免され、自分が司膳に昇進する計画を立て実行した。計画は上手くいった。皇帝は姚子衿を気に入り、司膳にしておくのはもったいないと発言した。皇后はすかさず、皇太子嬪にしてはどうかと提案し？

上元節の宴の黒幕について、陳蕪は漢王と趙王を怪しんだ。游一帆はかつてけがをした時女性に助けられたという話を蘇月華にした。名は言わなかったが、い游一帆の回想の中の女性は姚子衿だった。皇太子は姚子衿と梅少淵の仲を誤解し、姚子衿を嫁がせようとした。

上元節の宴の最中、皇帝は刺客に襲われた。皇帝は助けに来るのが遅かった皇太子を叱責した。胡善囲は姚子衿が襲われたのは自分がやらせたことだと認めた。胡善囲は会いに来た蘇月華に、王遥清を口封じに殺したことを告白し自害した。

姚子衿は上元節の宴での勝負に勝ち、胡善囲を追い出すと啖呵を切った。痛めた手は治らないかもしれないと言われており、これが最後かもしれないと考えた姚子衿はこの勝負にかけていた。姚子衿は冷や汗が出るほどの痛みに耐え、料理を運んだ。

皇后は侍女を皇太子妃の所に送り込んだが、皇太子は送り返した。皇后は子が生まれず苦しむのは妃嬪なのだと皇太子を諭した。皇后は姚子衿を呼び出し、皇太子嬪になるよう言った。姚子衿は以前に一度拒んだが、今回も拒んだ。皇后は見守ることにした。