星漢燦爛(せいかんさんらん)#18 想い人のために あらすじ
簫元漪から後悔していないかと尋ねられた四娘子は、外地で楼垚が官職を得れば自在に暮らせるはずだと語った。
皇帝(文帝)は世襲を打破するため同族は全員仕官できない掟を作った。
楼犇は文武両道だが、楼大房夫人は凡庸な息子の仕官を望み楼犇の前途を断っていた。
皇帝から都入りを命じられた雍王は、病と称し応じなかった。
袁善見は程家で程家の子女と万萋萋、楼垚に教えることになった。
雍王父子は、婚約の宴の日、何昭君と弟を人質にとり、何昭君の父である驍騎将軍・何勇に謀反を迫った。
雍王父子の暴挙を知った皇帝は、凌不疑を出征させることに決めた。
凌不疑は友である楼犇から馮翊郡の地図を受け取るついでに楼家の成婚発表の宴に行くことにした。
婚姻発表の宴の日、凌不疑が持参した皇帝の詔書では、四娘子は”婦女の手本”と語られていた。
感想
楼家はかなり嫁ぎたくないタイプの家でしたが、四娘子的には、外地に赴任する予定の楼垚についていくんだから、割とどうでもいいというスタンスのようです。
確かに、1年に数日なら耐えられそうではありますよね。
24時間一緒にいるわけではないでしょうし。
この外地へ行くんだから~というセリフは、簫元漪からこれ以上何も言われないための第2の必殺技でもあるように感じました。
(第1の必殺技は、自分は母親に捨てられたから無知なのだというあれです。)
良かれと思ってしたことも万全ではない
皇帝は寒門の才子を抜擢するため、同門から官職に就ける者の数を制限しているそうです。
そのこと自体は、とてもいいことのように感じますが、そのせいで楼犇は文武両道の優秀な人間なのに仕官できないそうです。
楼大房夫人が凡庸な自分の息子を仕官させたいと考えているから、ということでこの制度も必ずしもいい事ではないようです。
1人しか仕官できないなら、優秀な子は隠してしまえばいいということなんですね。
(国にとっては損失ですよね、こんなの)
家の中で冷遇されてれば、どんなに優秀でも仕官できないなんて。
調べてみたら、科挙は隋の文帝(587年)から始まり、清末期(1905年)まで実施されたそうです。
こういう弊害があるから、科挙という登用方法が始まったのかな、と思いました。
楼家内情
今回初めて(?)楼太傅が出てきました。
前回、楼太傅は太子の師で楼垚たちにも教えを授けているという話を聞いた感じ、楼太傅はちゃんとした(?)公明正大な方で、夫人がやべー女なんだろうなと思っていました。
ところが今回見た感じ、楼犇が仕官できないのは楼太傅が隠しているからだと凌不疑のセリフから伺われ、楼家大房は夫人だけでなく主人も結構ヤバい人なのかな、と考えを改めました。
いずれにせよ、楼犇は凌不疑のおかげで日の目を見ることができそうで良かったです。
謀反
楼垚を捨て肖世子に走った何昭君でしたが、彼女の身には恐ろしい事が起きていました。
肖世子の狙いは、何昭君の父親・何勇でした。
何昭君と結婚すると決めたのは、彼女を人質にして何勇に言うことを聞かせるためだったんですね。
何昭君に対してはあまりいい感情をもっていないので、心の片隅で”いい気味”とおもいつつ、何の罪もないだろう弟君や乳母さんが可哀想で仕方なかったです。
やめたげてよー😱
何勇は勇猛果敢な将軍ですが、馮翊郡には婚礼のために行っているので、軍隊を連れてきておらずお手上げ状態。
長男は戦死してしまったということで、バカ娘が1人いるだけで一族全員が危機に陥ってご愁傷さまですと声を変えたいです。
凌不疑が助けに行くので、きっと助かるはずと信じています。
馮翊郡に凌不疑が行って、そこで雍王と戦いになれば、1話から続いていた兵器横流しの話は集結するんでしょうか?
蜀がまだ出てきてないから、まだまだ波乱が待っているでしょうか。
来週が待ち遠しいです。
こんな先生は嫌だ
程家子女の夫子になった袁善見ですが、授業中は四娘子ばかり構っていて、正直先生として失格だと思いました😆🫵
いくらイケメンでも、あんな先生は嫌だ。
良いこと言ったのに、無視されたような格好になった三娘子が可哀想でした。
授業中はしっかり全員公平に扱って、四娘子には「出来が悪いから放課後生徒指導室に来なさいっ!」って感じで、マンツーマンで教えればいいんじゃないでしょうか?
手取り足取り…。
気になったので、袁善見が話そうとした物語を調べました。
「金屋蔵嬌」は、漢の武帝が子供の頃、陳阿嬌をお嫁さんにすると決めて実際にお嫁さんにしました、という話で、愛する女性を金で作った豪邸に住ませるというロマンチックなお話だそうです。 (結婚後、武帝は傲慢な陳阿嬌にすぐ飽きたそうです。)
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
袁善見は、四娘子を金でできた家に住まわせて隠したい、誰にも見せずに独り占めしたいと言っているのでしょうか?
「長門賦」は、寵愛を受けていたが嫉妬深く皇帝(孝武帝)と離れ長門宮で暮らしていた陳皇后が、相如という人に文章を作ってもらい皇帝に贈ったところ、皇帝の愛が戻ったという話だそうです。
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
「鳳求凰」は、忘れることができないほど美しい人に出会い気が狂いそうだという詩だそうです。
これは袁善見の今のリアルな気持でしょうか?
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
「白頭吟」は、司馬相如(長門賦で皇帝への文章を書いた人)との大恋愛で知られる卓文君が、浮気をした司馬相如に対し別れを告げるため作った詩だそうです。
こちらのサイトを参考にさせていただきました。
健気なヒーロー
凌不疑は、”ついで”の範疇に入らないのに四娘子を任務中送り届けたり、楼垚と四娘子が末永く和やかであることを願ったりと、健気すぎました。
もうほとんど、推しに対するオタクの想い、みたいな感じで、涙を誘われました。
凌不疑は”程家を賞すれば楼家の顔も立つ”みたいなことを言っていましたが、本当は四娘子が嫁ぎ先でいじめられないようにするために皇帝にお願いしてくれたのかな、と思いました。
皇帝が「婦女の手本」という人に対して面と向かって悪口なんて言えないですもんね。
皇帝が口を酸っぱくして凌不疑に結婚についていうのは、身を固めてくれれば命を粗末にするようなことがないだろうと思うから。
凌不疑に幸せが来ることをお祈りしております。


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