紅き真珠の詩(うた) 第5話 掟破りの罰 あらすじ
崔定の件で張普然に偽証した端午は、燕子京に褒美を求め下船を許された。
康琚は、捨て身でぶつかる端午の姿は驪龍洞に入ったころの燕子京にそっくりだと語った。
崔十九は金に糸目をつけず真珠をかき集めさせた。
また、燕子京の正体を調べさせた。
曹大がこれまで1斤18文で売っていた廃石を20文で売ると主張し、端午は廃石売りの仕事を任された。
やっと廃石を売れたが、それは曹大が仕組んだ詐欺だった。
燕子京は広州の宝石商と手を組み真珠を集めた。
鞭打ち刑を受けた端午は、曹大を脅し金を取り戻したが給金を半分にされた。
端午は曹大の悪事を訴えた。
燕子京は悪事を承知しており、職責を果たす限り使うと話した。
感想・考察
気になる固有名詞が出てきました。
「驪龍洞」です。
燕子京は「若旦那」と呼ばれており、商船には「燕」の字を高々と掲げています。
なので今の商会は、燕家の生き残りの人たちと作ったのかなと漠然と思っていました。
皆●しと言えど、八娘家族は生きてましたし、そのような形で生きている人たちと立ち上げたのかな、と。
しかし、一番近くにいる康琚は、燕家とは関係なさそうでした。
燕子京「もし戻れるならお前(康琚)は今頃江湖を馬で駆けてる」
「紅き真珠の詩(うた)」第3話より引用
↑3話ではこのようなセリフがありましたから、康琚が今のように商船で若旦那の側近みたいなことをしているのは 2人にとっては少し不思議なこと、運命のいたずら的なこと(!?)なのかもしれないと思っていました。
その2人が出会ったのが、きっと驪龍洞なのだろうと思われます。
そして恐らく燕子京は燕家の人々の力を借りたのではなく、たたきあげで たった1人、今の地位まで這い上がったのだろうと、そう思わされる康琚のセリフでした。
康琚が端午を気に入っているのは、端午が燕子京に似ているからなんでしょうか?
つまり、本当に康琚が好きなのは燕子京、みたいな。
もちろん、康琚は端午に対する恋愛感情を否定していました(3話)から、人として気に入っている、という意味ですが。
今回のことで、ますます燕子京と康琚、2人の過去が気になりました。
真珠の奪い合い
崔家を追い詰める方法は、
①密売の証拠をつかんで破滅させる方法
②真珠を献上できなくさせる方法
の2通りがあるようだと、これまでの所 分かっています。
①の密売の証拠としては帳簿が張普然の所にありますが、証拠としてはやや弱いみたいで決定打になるものが欲しい状況です。
まだ密売で追い詰めることはできません。
献上の期日が迫っているので、崔十九は金に糸目をつけず真珠を買い集め始めました。
燕子京は、広州の宝石商と連携をもちましたが、その真の目的は崔十九の真珠集めを妨害することだろうと思われます。
本人は生前母が好きだった真珠を買い集めたいと、あくまで真珠は ついで という形でしたが、実は逆ですよね。
本当の目的が真珠だと思われます。
この戦い、どちらが勝つのか。
燕子京は郢王と潭王の戦いに張普然を操って間接的に介入しましたが、あくまでも目的は崔家だろうと思われます。
燕子京にとってのラスボスが崔家ならば、物語的にまだまだ崔家は生き残りそうです。
この戦いは、崔家が真珠を無事に買い集めて皇帝に献上することで難を逃れる、と予想しておきます。
一石二鳥
4話で燕子京は真珠詩会を開きました。
一番の目的は張普然に潭王側の縦のつながりを見せることでした。
しかし、今回広州の宝石商たちと交渉する燕子京を見て、それ以外にも商会の広報的な目的もあの詩会にはあったのだと気づきました。
端午は何軒回っても廃石を買ってもらえず相手にされなかったのに、燕子京は宝石商のドンから相手にしてもらえました。
詩会に大金を使ったことで地元の人々に名前が売れたため、会ってもらえて話を聞いてもらえて、さらには提携関係も気づけたんですよね。
あの詩会に対する散財は、こういった形でも役立ってくるんですね。


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