星漢燦爛(せいかんさんらん)#51 それぞれの区切り あらすじ
父の敵を討った霍無傷の行動には酌量の余地があると認められた。
田家酒楼の田朔はレイ帝の内侍であり、雍王らは田朔に唆されていた。
霍無傷は、太子の側に仕えた数月で東宮の全てを掌握できたことを話し、太子に国は担えないと話した。
四娘子は縁談を白紙にしてほしいと願い出た。
捨てたら許さないいう言葉を有言実行したのだ。
皇后は太子と共に自分も廃してほしいと玉璽を差し出し、皇帝は玉璽を受け取った。
凌家は取り潰された。
皇后は廃后になり太子は東海王に降格になった。
霍無傷は霍不疑と名を変え、北西で7年駐留すると申し出た。
出立する霍不疑から会いたいと伝言が届いたが、四娘子は少宮に代わりを頼み巾着を託した。
もう会うことはないという四娘子の言葉を少宮は伝えた。
霍不疑が巾着を開けると、中には屋敷の印章が入っていた。
四娘子は長秋宮に行き、戻らない気なのだと簫元漪は気付き…?
感想・考察
皇帝も越妃も凌不疑が凌不疑ではなく霍無傷だと知った時から、許す気満々でした。
袁善見が淳于氏の神像の中からゲットした証拠を持ってきましたが、あれは四娘子が見つけ出したもののはずですよね。
以前の四娘子だったら自分で証拠を持ってあの場に乗り込んだでしょうが、今回は袁善見に託しました。
凌不疑とは別れることを決意しているからなんでしょうね。
だから霍無傷の命を助けることになる証拠を自分がみつけたと知られたくないのでしょう。
驚きの事実
なんと、左御史中丞はレイ帝の残党と通じていた!
霍無傷の罪を執拗に問うのも、戦神霍無傷がいなくなれば巻き返しを図りやすくなるから。
てっきり37話で凌不疑(当時)に拷問された仕返しだと思ってましたよね。
いままでの話ではそんな感じでしたので、そのまま信じていました。
ただ、左将軍まで一緒になって敵視するのはなぜなんだろう、とはちょっと思っていました。
一族が皆仲良しの時代だからなんだろうな、と勝手に納得してましたが、まさかこんな理由があったとは。
田朔も、ごくごくたまにしか出てこないのに、名前が表示されていたので何かのキーパーソンなんだろうなぁとは思っていました。
凌不疑の放った密偵くらいに思っており、まさかレイ帝の残党だとは思いもしませんでした。
32話で小越侯が田家酒楼で密談をしていた時、その場に田朔もいたので、「なんで番頭さんが密談に加わってるの?」と思いつつ、凌不疑の密偵かな、なんて。
実際の所は、雍王も小越侯も田朔に操られ国の害になることを行っていたわけですから、本当の黒幕だったんですね。
たぶん、田朔の初登場は6話の灯会の時でした。
でも6話ではまだ名前は出てこず田家酒楼の番頭としか名乗っていませんでした。
こんな重要な人だとは思ってませんでした。
肖世子も田家酒楼に来てましたし、小越侯も来てました。
確かに悪い人たちは田家酒楼という場所に来てました。
そういうことだったんですね。
7話では、肖世子の羽振りがここのところ良かったという話もでてきていました。
兵器横流しで得たお金もあるでしょうが、田朔からのお金もあったんでしょうね。
左御史中丞にも大金を渡していたということですが、そのお金の出元はどこなのか、気になります。
彼1人が商売で成功したお金とは思えないので、レイ帝の残党はまだまだたくさん残っているんでしょうか。
捨てられ捨てて
四娘子 「でもあなたは私を分かっていた?」
「星漢燦爛(せいかんさんらん)」#51より引用
という四娘子のセリフが印象的でした。
霍無傷は四娘子のために四娘子を捨てたけれど、四娘子にとってはそんなのは四娘子のためでもなんでもなくて、ただ捨てられたという事実が残るだけなのでしょう。
そのことに凌不疑は気付けるはずで、四娘子が助かるために捨てられることを望まないと分かっていながらあえてしました。
四娘子が望まないことをあえてしたことが許せないのだと思いました。
調べたこと
皇后は、廃后にしてほしいと皇帝に訴えました。 その中で呂雉と霍成君という名前が出てきたので調べました。
呂雉は劉邦の皇后で、則天武后と西太后と共に中国三大悪女の1人だそうです(参照:呂雉 – Wikipedia)。
霍成君は宣帝の皇后だそうです(参照:霍成君 – Wikipedia)。
先に別の皇后がいたのですが、霍成君の母親がその皇后を亡き者として霍成君が皇后になったらしいです。
嫉妬したという話の流れで2人の名前がでてきたので、2人とも嫉妬に駆られて何かをした悪い人なのかな、と思ってしまいましたが、wikipediaをちょろっと読んだ感じそういうことではなく悪い女性(皇后)の代名詞みたいな人のようです。
ただの宣神諳として生きたいと言った皇后でしたが、でも皇后だったということもあり長秋宮で軟禁される生活を送ることになるようです。
結局はただの宣神諳としてなんて生きられないんじゃないかな、とちょっと悲しくなりました。
皇后でなくなることで肩の荷はおりたでしょうか。
皇后が少しでも幸せに生きられることをお祈りしております。
四娘子の選択
四娘子は、凌不疑からの会いたいという伝言にも応じず、長秋宮に行くことにしました。
今回両親のそばにいることよりも皇后のそばにいることを選んだ四娘子は、自分が15年前置いて行かれたのも、両親が忠の道を取ったからだと気付きました。
ツンデレなのですが、デレているところを決して四娘子に見せようとしなかった簫元漪が、ついに四娘子に向かって自分が謝ると叫びました。
四娘子も両親を理解できるようになっています。
次回のタイトルが、「歳月を経て」というものですが、これはもしかしたら「歳月を経て四娘子と簫元漪は理解し合えるようになりました」という話だったりしますか?
今回を見るまでは、「歳月を経て霍不疑と四娘子の愛が再燃します」という話だと思っていたのですがっ!?
どうなんでしょうか。
改名や過去のあれこれ
霍不疑と名前を変えた霍無傷ですが、”体の弱い阿狸のために丈夫な息子に用意した名前を霍翀は阿狸にあげたのだ”と崔祐は46話で話していました。
霍無傷のために霍翀が最初に用意した名前は霍不疑だったわけですから、歳月を経て父親が最初に用意した名前に戻ったということですね。
そこには仲の良かった凌不疑への想いも込められているということで、良い改名だと思いました。
41話で凌不疑から渡された屋敷の印章を、四娘子は返しました。
41話は、寿春に出征する凌不疑を見送る回でした。
四娘子は鴛鴦の鎧を届けるため軍営に乗り込み、そこで凌不疑と将来住む家について計画をたてたりしてたんですよね。
あの頃は相思相愛だった2人が、まさかこうなるとは思ってもみませんでした。
41話と言えば、あの時「おや?」と思うことがあったのを思い出しました。
将来の家のことを語り合って感極まった四娘子は凌不疑に自ら口づけし、
四娘子「ご両親と違い私たちは不幸な伴侶にはならない」
「星漢燦爛(せいかんさんらん)」#41より引用
と言ったんです。
それに対して凌不疑は
凌不疑「不幸な伴侶ではない」
「星漢燦爛(せいかんさんらん)」#41より引用
と言いました。
あの時は、意味が分かりませんでした。
凌益と霍君華が凌不疑の両親だと思っていて、だから2人のことを凌不疑は不幸ではないと言っていたのかな、と思っていました。
でも今思えば、あれは霍無傷の本当の両親のことだったんじゃないかな、と思いました。
13話には、
凌不疑は「私も舅父(ここでは霍翀のこと)のように愛する人を娶りたい」
「星漢燦爛(せいかんさんらん)」#13より引用
というセリフがありましたから、霍翀とその妻は愛し合っていたんじゃないでしょうか。
だから2人は不幸ではないとあの時凌不疑は言ったのかなぁと。
7年北西に行ってしまうらしいですが、これから四娘子と霍不疑は7年離れ離れに?
7年後といえば、四娘子は22歳。凌不疑は28歳。
って計算して、四娘子がまだ15歳なことにやっぱり驚いてしまいました。
中3か高1ですよね。
大人すぎるっ!!


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