玉骨遥(ぎょっこつよう) 第21話 折り鶴に託す願い あらすじ
1人になりたい朱顔を、赤淵は匿った。
赤淵は朱顔を隠した罰として鞭打ち40回の刑を受けた。
赤淵に説得され天極風城に戻った朱顔は、自分のせいで軍糧が届かないことを知り、婚姻に同意した。
雪鷺の見ている前で青罡は青雲に、朱顔との婚姻を断った。
時影の精神世界に朱顔が現れたが、大司命の助力のない朱顔には、時影の姿は見えなかった。
時影は、朱顔に伝わらないのを承知で、巻き込まないために側には置けないのだと話した。
時影の精神世界から、大樹も朱顔も消えた。
赤淵に恩返ししたい朱顔は、法術を使った。
曜儀(に見える朱顔)が赤淵の目の前に現れた。
赤淵は朱顔を抱き寄せた。
赤王は娘を辱めたと言って赤淵を殴り…?
感想・考察
生涯1人だけを愛すのが鮫人なのに朱顔のことを愛してしまっていることに悩んだ赤淵は、19話で天極風城を出て行くと決意しました。
てっきりあの時出て行ったと思っていたのですが、200年家職として天極風城に仕えている赤淵がそんなことをするはずはなく、出て行きますという話をしただけだったようです。
引継ぎとかいろいろあるから、すぐに出ていくというわけにはいかないんでしょうね。
その決意も、
朱顔「私の元から去るのでしょ?」
「玉骨遥」第21話より引用
という朱顔の言葉ですぐに覆されました。
ずっと一緒にいてくれるらしいです。
赤淵は体を張って朱顔を守りつつ、両親と話し合うよう助言しました。
傷だらけの赤淵から両親と話すよう助言を受けた朱顔は天極風城に戻りました。
そこで父親の窮状を知り青罡と結婚する決意を固めました。
青罡と雪鷺
前回、朱顔に求婚するよう命じられたと青罡は雪鷺に話しに行きました。
本当は青罡を好きな雪鷺は、一世一代の決断で青罡を拒絶しました。
でも今回青罡はすぐそばで、雪鷺を諦めない、朱顔とは結婚しないと言ってくれました。
あの時、失った物を取り戻したような安心感があったのではないかと思うのです。
自分は時雨の側室になる話に前向きな返答をしていましたが、そんなのは棚に上げてホッとしたと思うのです。
ホッとしたのも束の間、朱顔がOKの返事をしたと知ってしまいました。
せっかく戻ってきた者をまた失う気持ちを雪鷺は味わっているのではないでしょうか。
1話をすでに視聴済みの視聴者としては、青罡が朱顔と結婚しないことは分かっているので、この2人の今後がとても楽しみです。
リセット?
朱顔は九嶷山を去る時、騒ぎが落ち着いたら戻りたいと時影に言いました。
しかし時影からは結婚を祝福する文が届き、朱顔は時影にとって自分が取るに足らないものだから、山を下りたら赤の他人だからだと考え泣いていました。
本当は真逆で、朱顔が好きすぎるけれど神官である自分は断ち切らなければならないという思いと、朱顔や赤族を自分のいざこざに巻き込んではいけないという思いで冷たくしているのですが。
時影は血を吐きつつ精神世界の大樹を攻撃しました。
迷い込んで来た朱顔に 聞こえないからと本当のことを言い、触れようとする時影、もどかしいです。
朱顔も大樹も時影の精神世界から消え、朱顔と時影の手首に残っていた宮商の霊力も消えたようでした。
これで2人を繋ぐものはいったんリセットされた、ということなんでしょうか?
たぶん、もうすぐ1話の冒頭の場面があると思われます。
このドラマは全43話で、今回が21話ですから、約半分が終わりました。
ここでいったん2人の関係は切れ、ここからまたスタートするのだと受け取りました。
種族の違い
どうしても赤淵に恩返ししたいと考えた朱顔は、想い人に会わせてあげたいと考えました。
密かに借りた曜儀の赤い珠に法術を使い、曜儀に化けた朱顔。
赤淵とイチャイチャしているところを両親と特使一行に見られてしまいました。
ぅわああぁぁ。
そして殴られる、赤淵。
今回痛いことばかり経験してませんか?
その分朱顔ともイチャイチャできてますが。
赤淵にとっては飴と鞭な話でしたね。
赤王「淵家職は200年も赤王府にいる。私の天命を超える年数だ」
「玉骨遥」第21話より引用
この言葉により、鮫人は空桑人よりもかなり長命だということが判明しました。
空桑人は地球人類くらいの寿命なんでしょうか?
こういった世界の謎も気になっているので、赤淵にとっては大変な局面でしたが、情報をゲットでき嬉しい場面でした。
コメント