玉骨遥(ぎょっこつよう) 第22話 よみがえった恋人 あらすじ
赤淵と朱顔の親密な様子を見た特使は、婚姻を取り消した。
朱顔が法術を使うために借りた赤い珠は朱顔の額に入っていった。
赤淵は朱顔こそ曜儀の生まれ変わりなのだと確信した。
赤淵は朱顔を不名誉な噂から守るため自ら出て行った。
曜儀が現れ、生まれ変われないことを告白した。
しかし赤淵に曜儀の声は届かなかった。
霍図王が殺された。
大妃は魚姫を犯人とした。
北冕帝は朱顔と柯爾克親王の婚姻を命じ、朱顔は応じた。
巫真を追い詰めた時影は、氷族の秘薬を知り、星尊帝の登仙は偽りではないかと考えた。
酔いつぶれた朱顔は、現れた時影に恨み言を言った。
しかしそこにいたのは赤淵だった。
感想
朱顔と赤淵との仲が疑われ、青罡との縁談は破談になりました。
特使は青雲の命を受けて来ていると思うのですが、勝手に破談だー!なんて決めてしまっていいのかな、とちょっと心配になりました。
お互いに政略結婚は承知ですし、青雲は朱顔に恋人がいても気にしないのではないかと思いましたが…?
特使は条件を青雲から色々指示されて行動しているでしょうから、この局面は青雲的に破談にしていい局面だったんでしょうね。
青雲、青罡のことを駒としか考えてないように見えて、結婚では妻に恋人がいないことを条件にしてくれていたということ!?
怖そうに見えて、案外乙女な部分も持ち合わせているんですね。
鮫人の地位
鮫人が奴隷扱いされているのは以前にも出てきましたが、空桑人よりも寿命がずっと長い鮫人が奴隷扱いされているのが違和感ありました。
逆になりそうな気がしました。
鮫人は空桑人よりも圧倒的に人数が少なくて逆らえないなど、何か事情があるんでしょうか。
「7000年前、空桑の琅玕は雲荒を統一」
「玉骨遥」第1話より引用
というナレーションがありました。
それ以来空桑人が一番偉いみたいな序列があるということなんでしょうか?
曜儀=朱顔と勘違いした赤淵
朱顔の額に赤珠が入っていった時、私も”やっぱり朱顔が曜儀の生まれ変わりだったんだ”と思いました。
でも違いました!
曜儀は氷族のせいで生まれ変われない!エッー!
でも、赤淵は朱顔が曜儀なんだと思い込んでしまっています。
これまでは、曜儀を愛すると誓ったはずなのに朱顔を好きになってしまっている自分に、赤淵は悩んでいました。
そして曜儀≠朱顔であることが赤淵を抑制していました。
赤淵が朱顔に触れるのを思いとどませる枷になっていました。
けれど今回、赤淵は曜儀=朱顔だと思い込んでしまいました。
これにより赤淵の暴走が始まるのではないですか?
しかも「あ、ごめーん、実は違ってて、朱顔は私じゃないのよぉ。私は氷族のせいで生まれ変われないの、ごめんねテヘペロ」と言える唯一の人物(こんな口調ではない)、曜儀が消えてしまいました。
曜儀、行かないで―!
助けて。せめて赤淵に本当のことを伝えてから行って。
赤淵は忘れてても思い出させてあげるよ、なんて思っているので、朱顔が「知りません」と言っても諦めないですよね。
ひええええ。
ちょっと怖い。
そしてそして、赤淵は何か隠してますよね。
本当は止淵という名前(12話、13話)なのに、記憶喪失のフリで曜儀に姓をもらい赤淵と名乗りました。
赤淵「いつかすべてが終わった時に、私たちは昔のように一緒になれる」
「玉骨遥」第22話より引用
という発言。
全てが終わった時ってなんのことですか?
赤淵は何か使命を与えられていて、それを成し遂げようとしているんでしょうか?
それとも龍神が目覚めようとしていて、今後色々なことが起きそうだからそのことを言っているだけでしょうか?
そもそも曜儀との出会いは戦場で瀕死のところを助けられて…というものでしたが、どうしてあの場に赤淵はいて戦っていたんでしょうか。
色々気になります。
赤淵も企んでいそうですが、新キャラも企んでいそうでした。
霍図部の大妃と大巫師です。
彼らは鮫人を捕獲し朱顔との婚姻を成し遂げることで何かをしようとしています。
魚姫が連れて行かれたのも、鮫人を集める一環でしょうか?
そして霍図王を襲った煙のようなもの(ドラマ内では影と表現されていました)は何なのか。
皆企みまくりですね。
星尊帝はヒーローなのか
時影は星尊帝について疑い出しました。
星尊帝は文献とは違い、氷族に伝わる不死の秘薬を使い生きているのではないか、という疑いだと受け取りました。
…これって、智者=星尊帝だと時影は疑っているということでしょうか?
智者について今まで出てきた情報としては、
・后土の指輪に執着しているらしいということ、后土の指輪を使い空桑を破壊しようとしているらしいこと(2話)
・大司命すら智者の存在を知らないらしいこと(17話)
・白薇と智者は知り合いらしいこと、智者は数千年前から九嶷山に住む重明すら知らない道を知っているらしいこと(20話)
などがあります。
もしも星尊帝=智者だとすると、白薇を知っているらしいこと(執着すら感じられました)、巫真の”智者は世を作り破壊する”という発言とも整合性が取れそうな気がしました。
しかし智者=星尊帝だとすると、今までスーパーヒーローのように語られてきた星尊帝のイメージが180度変わってしまうわけですが。
生きるのに子供で作った秘薬を使ってるとすると、一体何人の子が犠牲に?
白薇とは鴛鴦夫婦じゃなかったの?
など疑問が尽きません。
時影は龍血古玉を探し始めました。
龍血古玉、あなたが今一番探さないだろう所にありますよ(≧▽≦)
朱顔は逃げる気満々で、小さくて金目の物だけ持っていこうとしていて笑いました。
次週、23話は「花嫁の逃亡作戦」ということで、ついに1話の逃亡劇の続きが見られる日が来る!?
ところで、朱顔は玉骨の使い方を時影に教わっていないですよね?ということは、今回最後に出てきた赤淵が朱顔に玉骨について教えてくれるのでしょうか?気になる。
それともすでに逃げる気満々の朱顔は、玉骨の使い方を知っているんでしょうか?
確か玉骨を使ったことで時影は予言に付きまとわれることになったんですよね。
ということは、玉骨を使う朱顔にも何か厄災が降りかかるのではないか、そのことが心配です。
24話は「師匠からの痛い教訓」です。
どんなに痛い教訓でも、師匠に会えれば朱顔は嬉しいですよね。
朱顔と時影の笑顔を見られることを楽しみに1週間過ごしたいと思います。
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