玉骨遥(ぎょっこつよう) 第43話(最終回) 最後の戦い あらすじ
時影が虚遥の力を削いだことで、氷族軍は不死身の力を失った。
虚遥は曜儀のフリをした朱顔に、后土の指輪を贈り呪文も教えた。
皇天の呪文も聞き出そうとした朱顔だが、上手く行かなかった。
氷族を投降させ巫咸を倒した時影は、朱顔を救出するため駆けつけた。
朱顔は時影を袂に隠すと、朱顔の記憶を消し曜儀にしてほしいと虚遥に頼んだ。
術を使うため、虚遥は皇天の呪文を唱え始めた。
袂の中で呪文を聞いていた時影は、虚遥が全て唱えるより早く呪文を悟り、虚遥から皇天の指輪を奪い取った。
時影と朱顔は力を合わせ虚遥と戦った。
最期の瞬間、赤淵は我に返った。
赤淵は朱顔に許しを乞い亡くなった。
虚遥は朱顔を取り込もうとし、時影は口づけをして朱顔の中から虚遥を追い出した。
すると虚遥は時影に取りついた。
時影は虚遥を自分の体内に封印しようと考え、朱顔に自分を殺すよう命じた。
朱顔は雲荒を守るため玉骨で時影を刺した。
雪寒薇の花が咲くころ朱顔に会いに戻るという言葉を残し、時影は花びらになって消えた。
1年後。
青罡は雪鷺と共に暮らし葉城復興を支えるため、青王を辞した。
時雨と雪鶯には永隆という子が生まれていた。
氷族の残党狩りを終え戻った朱顔は、時影と出会った皇宮にいた。
雪寒薇の花は時影となり、朱顔の前に姿を現した。
感想
最終回!
全43話完走、お疲れ様でした!
2024年1月4日スタートでした丸5か月間ですね。
このドラマは、1話の段階で、「すごいドラマだな」という印象を抱きました。
というのも、私はアメブロで記事を投稿しており、投稿する際にタグを付けます。
このドラマに関するブログを書き、#玉骨遥 とタグをつけたところ、1月5日の段階で既に1000件以上 #玉骨遥 というタグが付いたブログがありました。
細々と中国ドラマに関するブログを書いていますが、いつもは、ドラマタイトルのタグをつけても50件とか、多くても300件くらいなので、その多さに驚きました。
日本で放送されるのは、WOWOWが初めてでしたから、すでに多くの方がドラマを見ていてブログをアップしている、という訳ではありませんよね。
ものすごく注目度が高いドラマなんだな、ということをタグ件数を見て知りました(*ノωノ)
今確認してきたところ、#玉骨遥 というタグのついたブログ記事の数はアメブロだけで1646件になってました!(2024年5月31日現在)
本当にすごいドラマですね。
時影の放った七曜の術のおかげで、虚遥の力は弱まり、ゾンビ状態だった氷族の兵たちは普通の人間に戻りました。
この機に朱顔を助けに行こうと重明は言いましたが、時影は朱顔を信じて自分がなすべきことに全力を注ぎました。
その間朱顔は虚遥の側にいて、皇天と后土の指輪を奪い呪文を聞き出そうと頑張っていたようです。
時影の方は、最初嘉蘭が包囲されている状態でした。
そこから嘉蘭の包囲を解き、氷族軍を壊滅させて、巫咸を成敗して、と色々あったはずですから、朱顔の所に行くまで2,3日という訳にはいかないですよね。
ドラマではすぐに駆け付けたように見えますが、1か月とか、そういうスパンで時間が経過しているのではないかと思いました。
朱顔の機転で 皇天の正当な継承者である時影は 見事に指輪を虚遥から奪い返し、朱顔と時影は力を合わせて虚遥を倒しました。
最期、赤淵が意識を取り戻し朱顔に謝罪しました。
虚遥の話を聞いた感じ、すでに愛する者(曜儀)を失っている赤淵は、虚遥の蠱惑の術を脱することができないはずだそうです。
星尊帝も白薇を失い7000年もの間、虚遥に操られていました。
赤淵もそうなっていたかもしれなかったわけです。
けれど赤淵は蠱惑の術を抜け出せました。
それはなぜなのか、考えました。
そして赤淵の朱顔に対する愛が術から抜け出させたのではないかと思いました。
曜儀を生涯ただ1人の恋人として生きてきた赤淵は、朱顔を好きになってしまった自分に悩んでいた時期がありました。
けれど22話で曜儀の生まれ変わりが朱顔なのだと赤淵は勘違いしました。
実際は、曜儀は氷族の呪術のせいで生まれ変われません。
赤淵は理性的な人ですから、朱顔が曜儀の生まれ変わりだと思っていても、時影と朱顔の姿を見て身を引きました。
今の朱顔を尊重してくれてました。
そんな赤淵ですから、虚遥に唆されて契約を結んでしまっても 一人の人間として朱顔を尊重する気持ちが 蠱惑の術から抜け出させてくれたのかもしれないと思いました。
亡くなったと思っていた赤淵が生きていて喜んでいましたが、結局また亡くなってしまいました( ;∀;)
虚遥は朱顔に蠱惑の術をかけようとし、最後には時影に。
ここの場面、1回目は手に汗握る展開に夢中で見ていたのですが、2回目、3回目とみるうちに、役者魂が炸裂する演技に感心してしまいました。
虚遥の時は表情も全然違っていてすごすぎました。
時影は自分の身体に虚遥を封じることにし、朱顔は雲荒を、そして民を守るために時影に玉骨を突き刺しました。(´;ω;.:…
35話で雪鷺が青罡を選んでくれた時、「ああ、よかった」と思いました。
これで全カップルハッピーエンドね、と。
時雨と雪鷺は子供も生まれて幸せです。
雪鷺と青罡は1年間別居生活だったみたいですが、これからは青罡が雪鷺の側で白王をサポートして一緒に暮らし始めます。
朱顔と時影は織姫と彦星のような2人になりました。
1年に1回会えます。
朱顔は、時影と結婚した翌朝虚遥の所に行きました。
そして朱顔と時影の余命は27年です。
ということは、2人が夫婦として過ごせるのは27日だけということ!?(´;ω;.:…
ラストシーンは、最初見たときは、素直に時影が会いに来てくれたのね、と思いました。
けれど2回目見た時に、朱顔が術を放ったことで時影が出現したようにも見えたため、朱顔の寂しい心が時影を法術で出現させたのかもしれないと思いました。
時影は朱顔の作った幻かもしれない、と。
考えた結果、まだ今年は雪寒薇の花が咲いていなかったのだろう、けれど朱顔が術を放ったことで今年最初の雪寒薇が花開き、そして時影が約束通り現れたのだろう、という結論にたどり着きました。
もし朱顔が法術で時影を作ったのだとすると、朱顔が立ち去ろうとしていたのはおかしいです。
(ただこれも無理やり考えれば、朱顔は無意識のうちに時影を出現させる術を放っていたと考えることもできなくもない?)
1番いいのは、時影は1年の間に虚遥を倒しており、これから朱顔との約束を果たすために、雲荒中を旅したりずっと側にいるためにちょっと遅れて現れたという解釈ですね。
(2024年6月1日追記)
寝ようと思っていたのですが、ドラマのことばかり考えてしまい眠れませんでした。
うだうだ横になりながら考えていて思い出しました。
空桑人は生まれ変わることができる!
7話の赤淵の過去回想の中などで、曜儀はそう言っていました。
2人は生まれ変わってまた恋に落ちて、そして大人になった蘇摩に出会って再会の約束を果たすのではないか、という所まで妄想しました。
時影は身体で虚遥を封じている状態ですが、魂は朱顔と一緒に生まれ変わることができますよね?
そう思いたいです。
(追記終了)
虚遥は封じられ、虚遥を封じた時影と朱顔夫婦は星尊帝と白薇のような、織姫と彦星のような伝説の夫婦になりました。
最後はちょっと寂しい終わり方でしたが、2人の出会いを思い起こさせるような雪寒薇の花に導かれた再会で綺麗でした。
しんみりしつつも希望のある、終わり方でした。
見終わった後、寂しさとか、なんやかんやで放心状態になってしまいました。
そして2週目を見始めました。
帝王谷で時影と再会してからの朱顔がすごく幼くて驚いています。
朱顔ってこんなに成長していたのね、と。
寂しさを紛らわせるために、このまま2週目を見続けてみます!
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