楽游原(らくゆうげん) 第7話 終わりのない勝負 ネタバレあらすじと感想・考察

第7話 終わりのない勝負 楽游原

楽游原(らくゆうげん) 第7話 終わりのない勝負 あらすじ

宰相のへい州の屋敷に韓立かんりつは押し入り、宰相の娘・顧婉娘こえんじょうを人質に取った。
李嶷りぎょく顧婉娘こえんじょうを助け韓立かんりつを捕らえた。
顧婉娘こえんじょうは、都へ帰るにあたり鎮西ちんぜい軍に同行させてほしいと頼み、李嶷りぎょくは受け入れた。

約束通り韓立かんりつを捕らえた鎮西ちんぜい軍がへい州を得た。

鎮西ちんぜい軍とさい家軍は会談の場を設けた。
さいの若様と仲睦まじげにする校尉を見た李嶷りぎょくは苛立った。
さいの若様は李嶷りぎょくの髪に校尉の簪が挿してあることに気づいた。

しょう氏は孫靖そんせいの正室国夫人を怒らせた。
孫靖そんせいしょう氏の侍女・慎娘しんじょうを出家させるよう命じた。

校尉は李嶷りぎょくからもらった風車を大切にしていたが壊れてしまった。
李嶷りぎょくは風車を修理した。
李嶷りぎょく校尉は2人きりで七夕の灯籠祭りに出かけた。

感想・考察

両片思いの にまにま回 だったのではないでしょうか。
まだまだ序盤なのにこんなに幸せな雰囲気を醸し出してくれるなんて。
本当にありがたいです。

鎮西ちんぜい軍がへい州を得たり、気になる新キャラが登場したり、さいの若様が校尉の簪の行方を知ったりとドラマも動いています。

新キャラ顧婉娘

宰相の屋敷に逃げ込み顧婉娘こえんじょうを人質にした韓立かんりつ
その魔の手から李嶷りぎょく顧婉娘こえんじょうを助けました。

顧婉娘こえんじょう宰相の娘で、秋翠しゅうすいという侍女がいます。
宰相は孫靖そんせいから宰相になってほしいと頼まれたものの断り(李嶷りぎょく曰く、孫靖そんせいを逆賊と罵ったらしいです)、投獄されたそうです。
しかし宰相の態度は周囲の称賛を集め、孫靖そんせいは人気集めのために宰相を牢から出し屋敷に幽閉しました。

顧婉娘こえんじょうには意地悪な(?)姉がいるらしく、父の名代としてへい州(宰相の出身地)に供養に来させられ事件に巻き込まれたという経緯です。
侍女の秋翠しゅうすいによれば、顧婉娘こえんじょうは姉から意地悪され使用人にも見下されているらしいですし、本人は

家の6人姉妹の内)「私だけ頭が悪くて何の取り柄もない。家族に尽くさないと役立たずになる」

「楽游原」第7話 顧婉娘のセリフより引用

なんて言っていました。
しかし

「使用人が守っているから誰も侵入できない。…(略)…(使用人が略奪兵を)防げれば私たちは無事だし防げなければ怖がっても何もならない」

「楽游原」第7話 顧婉娘のセリフより引用

と言いながら落ち着いて刺繍を刺し、韓立かんりつが突然侵入してきても毅然とした態度で接しているのを見た感じ、顧婉娘こえんじょうは頭が悪くないし肝が据わっている、という印象を受けました。
最も、頭が悪く取り柄がないというのは姉に言われたセリフにすぎず、秋翠しゅうすいはそうは思っていないようですが。

顧婉娘こえんじょうが何のために出てきたキャラクターなのかは、空中回転+スローモーションシーンで即座に察しました。
あなた、当て馬ね!?

へい州を得た李嶷りぎょくを見つめる顧婉娘こえんじょう
軍に同行できることになってほんのり嬉しそうな表情を見せる顧婉娘こえんじょう
なるほどね。なるほど。長いお付き合いになりそうですね。

李嶷りぎょく校尉が見つめ合っているサムネを毎回見ている視聴者としては、顧婉娘こえんじょうの恋は叶わないんだろうなと読めてしまいます。
そんな顧婉娘こえんじょう裴源はいげんが話題に出していましたよね。
もしかしたら裴源はいげんのお相手にシフトチェンジするのかもしれないと思ったり思わなかったりしました。

駄々漏れな李嶷の恋心

会談の場でイチャイチャするさいの若様と校尉の姿を見てイライラする李嶷りぎょく、可愛かったですね。
イラつきすぎて たまらず机を叩きつけると「やめろ」と言いました。

しかし鮑天来ほうてんらい陳醒ちんせいが取っ組み合いのけんか(交渉)をしていたため、その場にいたみんなは「けんかをやめろ」という意味だと解釈していました。
視聴者には「イチャイチャするのをやめろ」という意味だと伝わってきました。

李嶷りぎょく校尉を好きだということが、裴源はいげんに知られました。
また鮑天来ほうてんらい謝長耳しゃちょうじの会話内容から、2人も李嶷りぎょくの想い人が校尉だと知っているようだと伺われました。
李嶷りぎょくの気持ちは周囲にもどんどん知られています。

可愛い何校尉

それに対して崔家軍の方では、誰も校尉に対して「李嶷りぎょくが好きなの?どうなの?ねぇどうなの?」みたいなことはしないですね。

さいの若様だけは陳醒ちんせいから 簪は校尉が李嶷りぎょくに贈ったのだと知らされて心穏やかではないようでした。
そして李嶷りぎょくを威嚇しに行ったようでした。
それでもさいの若様は、校尉に李嶷りぎょくについて何か聞いたりはしませんでした。

風車のことを知っている桃子とうし校尉の恋に気づいても良さそうな気もしますが、全く頭になさそうです。
あの年ごろの娘さんなら

校尉の大切な簪を持っているのが李嶷りぎょくだと判明したのに校尉は静観している
校尉は何者かにもらった風車を大切にし幸せそうに眺めている
校尉は崔家軍を離れていた時李嶷りぎょくに会った
校尉は着飾って七夕の灯籠祭りに行った

などという点が線になることがあっても不思議ではないと思うのですが。
謝長耳しゃちょうじの恋の道のりは険しそうですね。

校尉が大切にしていると判明した風車は、4話で出てきました。
校尉を探している阿恕あじょに気づいた李嶷りぎょくが、校尉を隠すため利用したのが風車売りでした。

「校尉が棚に風車を飾ってて毎日幸せそうに眺めてる。壊れても捨てずに一生懸命直してたわ」

「楽游原」第7話 桃子のセリフより引用

という桃子とうしによる重要証言もありました。
恋してる校尉、可愛い。

そしてついに、校尉の綺麗な女装姿を拝むことができました。
今までにも校尉は妊婦の女装をしたことがありました。街に聞き込みに行ったときは、きれいな格好をしていましたが(4話)、それでもあの女装は土地に紛れ込むためのもので、“着飾る”という感じではありませんでした。

それが、灯籠祭りに出かけた校尉は綺麗に着飾っていました。
李嶷りぎょくも花がたくさん飾られた舟で迎えに来たりして。

もう結婚しちゃいなよ、と言いたかったです。
ということで、にやにやしたまま次話見てきます!

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