玉骨遥 第1話 雪寒薇が導く運命の出会い あらすじ
霍図部の親王柯爾克に嫁がされることになった赤族の郡主朱顔は、好きな人に嫁ぐため自分の存在を葬ることにした。
自分の絵を描いた朱顔は玉骨で術を施し、自分そっくりの分身を作り出した。
婚儀は分身に任せ、砂の魔物に婚儀を襲わせた朱顔は、仕上げとして魔物に分身を葬らせた。
霍図部から逃げ出した朱顔が湖のほとりで休んでいると師匠である時影が玉骨を持って現れた。
玉骨は時影からもらったものだが、人形の髪に挿したままになっていた。
時影が回収してきてくれたらしい。
なぜ来たのか朱顔が尋ねると、時影は朱顔が婚儀に招いたのだろうと言った。
この世の中心には雲荒という大陸があり、空桑人・鮫人・氷族が古より住んでいた。
7000年前空桑の琅玕が雲荒を統一した。
しかし破壊神虚遥に操られてしまった。
国内では六王が暗闘を続け、国外では鮫人と氷族が乱をおこし雲荒には危機が訪れようとしている。
幼い時影は神を弑逆する先駆者になろうとしていた。
今日は帝君・北冕帝の生誕日である。
嘉蘭皇城に来ていた幼い日の朱顔は、世子に贈るため雪寒薇の花を摘もうとしていた。
しかし手が届かない。すると同年代の若君が手伝ってくれた。
朱顔は若君に礼を言い、世子に会って術を習う許可をもらいたいのだと話した。
国を守るため朱顔は術を習いたいが父は反対している。
世子が許せば父は黙認するだろうと考えてのことだ。
事故で皇妃秋水の行く手を遮ってしまった朱顔は、頬を打たれ雪寒薇の花を踏みつけにされた。
そこに先ほど会った若君が現れ朱顔を助けてくれた。
若君は世子・時影だった。
雪寒薇の花が弱ってしまったことを朱顔が嘆いていると、時影が蘇らせてくれた。
使ったのは枯木逢春術という術で、真面目に学べば修得できるとも教えてくれた。
時影は自分が認めた証しとして、朱顔によみがえらせた雪寒薇の花を贈ってくれた。
夜、時影は秋水閣(秋水の宮)の宮女から、秋水に八つ当たりされ妹が殺されそうだ、助けて欲しいと嘆願された。
宮女に導かれるまま秋水閣の奥に進んだ時影は、秋水が倒れているのを見つけ助け起こした。
すると秋水が時影の剣を奪い、自ら剣に貫かれた。
そこに北冕帝が現れた。
秋水は時影に襲われたと言い亡くなった。
時影は罠だと言ったが北冕帝は信じず、時影に剣を向けた。
時影の母・皇后白嫣も罠だと話した。
秋水は鮫人だった。鮫人の海国軍は空桑に間者を潜り込ませていたと白嫣は主張したが、北冕帝は聞く耳を持たなかった。
暗君である北冕帝こそ空桑に破滅をもたらすと言って、白嫣は剣を向けた。
白嫣は坤元宮に火を放った。
白嫣の顔はただれ喉は潰れた。
時影の焼け焦げた遺体が見つかった。
北冕帝は時影を不吉な者とし、追悼や名を口にすることを禁じた。
白嫣は皇后位を剥奪され幽閉された。
朱顔は、秋水から自分を助けたことで時影は陥れられたのだろうと考えた。
朱顔は時影からもらった雪寒薇の花を失くしてしまい悲しんでいた。
すると家職の赤淵が届けてくれた。
時影は死んでいなかった。
白嫣は、白薇皇后が残した上古の法器玉骨を用いて時影そっくりの分身を作り、坤元宮に火を放ち分身を焼いたのだ。
白嫣は時影を九嶷山の大司命に託した。
大司命が運命を捻じ曲げた反動で月と太陽がいっぺんにでた。
時影は九嶷山で修行し、いつか母の汚名をそそぎ救い出すと決意した。
朱顔は雪寒薇の花で時影を弔った。
朱顔の涙が雪寒薇の花に落ちると、花から金色の光が立ち昇り朱顔の額で花の模様を作って消えた。雪寒薇の花は全て金色の光となって空に昇っていった。
昇っていく金色の光を見て、大司命は時影のために祈る者がいることを知った。
祈った者に会えば琉璃花が現れる、その時は祈った者を殺さなければならない、さもなければその者が時影の命を取る、と大司命は言った。
雪寒薇の花の光を見て、朱顔は枯木逢春術のことを思い出した。
花が生き返るのなら人も生き返るかもしれないと考えた朱顔は、生き返らせる法術を学び時影を生き返らせると空に誓った。
5年後、時影は九嶷山の繁星湖で修行をしていた。
感想
始まりました、「玉骨遥」!
タイトルだけを見ていたときは玉・骨・遥とバラバラに見ていましたが、玉骨+遥でしょうか?玉骨は太古の分身を作り出せる神器。遥とはなんでしょうか?分かりません。
英題は「The Longest Promise」(最も長い約束)ということで、「遥」は長いという意味で使われている!?時影と朱顔は約束をするんでしょうか?
WOWOWの番組紹介ページでは、
・絶大な人気を誇るカリスマ俳優、シャオ・ジャン主演のメガヒット・ファンタジー・ロマンス時代劇。宿敵でもある師弟カップルのラブストーリーをドラマティックに描き出す。
・累計発行部数1000万部突破の大ヒットベストセラー小説「鏡」シリーズの「朱顔」をドラマ化したファンタジー・ロマンス時代劇
・2023年7月に中国で配信されると、各サイトでドラマランキング1位を記録
シャオ・ジャン主演「玉骨遥(ぎょっこつよう)」 | ドラマ | WOWOWオンライン
などと紹介されております!
前評判がすごくいいので、期待して見始めました。
1話だけでは面白いか分からないだろうな、と思っていたのですが、1話で既にかなり面白かったです。
嬉しい誤算!
WOWOWオンデマンドでの配信がないということで、見逃さないよう注意しなきゃですね。
そこがちょっと(かなり)大変です。
冒頭、朱顔と時影が出会ってからかなり時を経ただろう場面が描写されています。
朱顔の師匠が時影で、朱顔は時影を好きだけれど、時影は一生朱顔を娶らないのだと、侍女っぽい子が言っていました。
何だそれは?どういうことだ?と気になりました。
朱顔は時影を好きだけれど、時影は好きではないから一生娶らないのかな、とまず思いました。
ところが、時影が朱顔に与えたという玉骨は、後半を見ると母親の形見のようなものです。
母である白嫣は亡くなってはいないので形見と言うと語弊がありますが、母から渡されたもので、母を救うと決意している時影にとってはとても大切なもののはず。そもそも神器ですしね。
それを朱顔に与えた、ということは時影はかなり朱顔のことを好きですよね、絶対。
なのに娶らないとは不思議です。
これは大司命の予言(?)が原因でしょうか?
時影のために祈る者(朱顔)はいずれ時影の命を奪うことになる。
だから時影は朱顔を葬らなければならない。
朱顔がその相手だと時影は気付いているけど、できない、それは好きだから。
だけど2人は相いれない存在だから結ばれることはできない、みたいな縛りを自分にかけている感じでしょうか?
朱顔は時影を生き返らせるために法術を学ぼうとしているのに、時影にとって朱顔は自分の命を奪う存在だなんて悲し過ぎます。
もちろん最後はハッピーエンドだと信じていますが、どんな紆余曲折を経て2人は結ばれるのか!?
今からとても気になります!
また、白嫣と大司命の過去も気になりました。
北冕帝は暗君で、白嫣は全然愛していなさそうです。
白嫣と大司命はお互いに淡い恋心を抱いていたけれど、白嫣は北冕帝に嫁がされ2人の仲は引き裂かれ…。
みたいな感じでしょうか?
でもずっと心には大司命がいた、みたいな。いいですね!そっちも気になります。
そして北冕帝の子を身ごもっていた秋水は、なぜ時影を陥れるために自分と子供の命を捨てたのか。
そもそも身ごもっているというのが嘘だったんでしょうか?
鮫人の国である海国が秋水を間者として送り込んで、自分たちに都合の悪い世子を排除したってことなんでしょうか?
世界観が全然つかめていません。
7000年前に琅玕が雲荒を統一したものの、琅玕は破壊神・虚遥に心を惑わされてしまっていて統一された雲荒は乱れつつある、ということみたいなのですが、琅玕は今も生きている、という認識で合ってるんでしょうか?
そうだとする北冕帝とはどんな存在なのかとか、この世界の人は7000年生きるものなのだろうか?だとすると5年で大人になっちゃった時影の成長速度が速すぎるような気がする、とか、色々気になりました。
「神を弑逆する者は存在せぬがこの時影が先駆者となろう」というOP後の説明があったので、琅玕や虚遥は神様で、北冕帝や時影、朱顔は人なのでしょうか?人である時影は雲荒を乱す虚遥を弑逆しようとしていた、ということ?
分からないことが色々ありますが、これから知っていきたいと思います!
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