玉骨遥 第2話 運命の再会 あらすじ
九嶷山の望星広場には10年に1度開かれる望星大典のために、人々が集まっていた。
白王・白敬安は2人の娘のどちらかは大典の望星使になるだろうと自慢し、斉王・青東方は羽振りの良さを自慢した。
世子はまだ決まっていないが、白敬安は自分の娘を世子妃にしようとしているようだ。
朱顔は九嶷山の神僕から、法力が最も強いのは大司命であり、大司命は雲荒の万物を操るという話を聞いた。
大司命なら元神を戻せるだろうかと朱顔は想像した。
神鳥の重明は、こっそり望星大典を見に行かないかと時影を誘った。
かつて時影は重明の命を救った。2人はその時からの付き合いだ。
18歳まで時影は帝王谷を出られないことになっているが、神僕の衣装を用意したので大丈夫だと重明は言った。
しかし時影は断った。
朱顔は陰陽を突破する太古の秘術(生き返らせることだと思われる)について神官に聞いて回った。
すると大司命が現れ、天道に背くのは一大禁忌であり、そのようは術を習得した者はいないと教えてくれた。
大司命は好奇心の強い朱顔を心配し、帝王谷には決して立ち入らないよう忠告した。
帝王谷は歴代の帝と后の陵墓であり聖域。白薇皇后の后土の指輪を古代の神獣重明が守護しており、生きて帰れた者はいないのだ。
時影は修行の末、ついに清音露鈴の製作に成功した。
これがあれば火傷で傷ついた母の喉を治せる。
時影は急いで清音露鈴を届けさせた。18になったら必ず迎えに行くと誓って。
重明は顎に傷を負った。
自分の美貌に誇りを持つ重明にとっては一大事である。
重明の本当の目的は望星大典を見ることだが、薬草を求めるという口実で時影を誘うことに成功した。
重明は時影を乗せて薬神峰の頂上に向かった。
朱顔は神鳥・重明が背中に人を乗せ飛んでいるのを目撃した。
乗っているのは仙人かもしれないと思った朱顔は重明の後を追った。
神鳥姿の重明を見つけた朱顔は、ともに修行する仙人に会わせてくれないかと頼んだ。
重明に吹き飛ばされても、神鳥にされることは幸運と解釈した朱顔は、笑顔で重明に近づいた。
しかし迎えが来てしまい、帰らなければならなかった。
時影は帰っていく朱顔の後姿をみた。
望星使に選ばれた娘は、望星大典で奉納舞を披露する。
望星使は白家の嫡女の役目だが、集まった娘たちは白家の庶子・雪鷺の舞を絶賛していた。
白家には姉の庶子雪鷺と、妹の嫡女雪鶯という2人の娘がいる。
雪鶯の親友である朱顔は、優しい性格の雪鶯が雪鷺にいじめられるているのが不満だった。
皆が称賛しているのも買収されてのことだろうと思った朱顔は、雪鶯を励まし舞を披露させた。
すると雪鶯が望星使に選ばれた。
智者は、氷族大殿で氷を通してその様子を見ていた。
智者は祭典により隙が生まれた際に帝王谷に潜入し后土の指輪を捜すよう巫咸に命じた。
后土の指輪を得れば10年後空桑はない。智者はそう独り言ちた。
雪鶯の亡き母は雪鶯が望星使に選ばれた時のために舞衣を用意していた。
雪鶯が舞衣を見ていると、雪鷺がやってきて事故を装い舞衣を崖下に落とした。
崖下は帝王谷で、立ち入れば死が待っている。
望星使の決定権を持つ庵主は、祭祀の前に舞衣を用意できなければ奉納舞の披露は別の者に任せると言った。
朱顔は、雪鶯のため舞衣を取り戻そうと決意した。
望星使になれれば時雨殿下も雪鷺のものになる。侍女は雪鷺にそう声をかけた。
しかし、雪鷺の表情は沈んでいた。
落ちていく舞衣よりも雪鶯は雪鷺を助けようとしたからだ。
后位につけば誰も出自を批判しない、情に流されないよう雪鷺は改めて決意をした。
夜、朱顔は侍女の玉緋を迷墨で眠らせ、崖を下りていった。
帝王谷に到着した朱顔は、繁星湖で舞衣を見つけた。
繁星湖はこの世で最も輝く湖。我慢できなくなった朱顔は、舞衣を身にまとい舞った。
時影は舞う朱顔の姿を見ていた。
見られていることに気づいた朱顔は驚きバランスを崩し倒れそうになった。
時影は朱顔を御風術を使い助けた。
重明にの仙友だと思った朱顔は、時影に名を名乗り挨拶をした。
時影は昔会った赤族の郡主だと気付いた。
朱顔の法術に対する熱意も昔のままだった。
元神を戻す法術はあるか等 いろいろ朱顔は尋ねたが、時影は何も話さなかった。
現れた重明は、朱顔を殺すよう時影に言って…?
感想
1話のタイトルが「雪寒薇が導く運命の出会い」2話のタイトルが「運命の再会」ということで、運命だらけの2人です。
さすがドラマの主人公!10年に1度の望星大典が開かれるということで、朱顔は九嶷山にやってきました。
九嶷山で時影は修行しています。否が応でも気分は高まります。わくわく。
時影は9000歳を超える神鳥・重明の命を助け懐かれていました。
器の大きさがうかがわれました。
重明はナルシストの鳥。いいキャラです。
神鳥なのに木の枝で傷ついたり、時影に命を助けられたりと生傷の絶えない生活のようなので、神鳥って別に強いわけではないみたいですね。
変化できる長生きの鳥ってだけなんでしょうか?
9000歳を超えていても時影より大分落ち着きがない感じの俺様ナルシストで可愛かったです。
人間関係も広がりました。
1話では顔と名前しか出てこなかった青王と白王が出てきていました。
青王はお金持ちキャラで、白王はお金はないけれど綺麗な娘を皇后にして一発逆転を狙っているキャラのようです。
白王の娘が庶子の雪鷺(姉)と嫡女の雪鶯(妹)。
お姉ちゃんの雪鷺はイジワルキャラで、雪鶯は心優しい女の子です。
雪鷺は悪役ですが、まだ完全に悪に染まってはいない感じみたいなので、このまま引き返して欲しいです。
庶子であることを色々な人に馬鹿にされたため、皇后になって見返すのだという気持ちが強いようですが、雪鷺が狙っている時雨殿下は1話に出てきた皇妃青雲の息子ですよね?
1話の時で小学校低学年くらいに見えました。
あれから5年。まだ小学校高学年か中学生じゃない?
雪鷺はそれでいいんか?
雪鷺の隣に小学生男子が立っているのを想像して…ちょっと犯罪チック?
政略結婚だからそういうことは気にしませんよね。失礼しました。5年後、10年後に期待です。
人を乗せて飛ぶ重明を見た朱顔は追いかけ、時影とニアミス!惜しいです。
雪鶯の舞衣を取り戻すため帝王谷に下りた朱顔は、ついに時影と出会えました。
しかも時影は朱顔があの時の女の子だと気付いてくれて、しかも変わってないことを好意的に受け止めてくれました。
これは幸先いいですね。
(朱顔が雪鶯の大切な舞衣を着て踊ったのにはツッコミを入れずにはいられませんでしたが、あれは場を盛り上げ画面を彩るための大人の事情ですよね(笑))
時影は朱顔のことを変わっていないと言っていましたが、時影も5年前誓った通り白嫣を助けるために修行を続けており変わっていないように今のところ思いました。
朱顔は、出会った相手が生き返らせたい相手だとは気づいていません。
いつ気付くんでしょうか。楽しみ!
楽しみにしていたのも束の間、重明は時影に朱顔をころすよう言いました。
なんで!?
確か1話で大司命は、時影のために祈りを捧げた者を殺さないと殺されると言っていましたよね。
まだ朱顔が時影のために祈りを捧げたことは赤淵を除いて誰にもバレてないと思うのですが!?
なんで重明はころせなんて言ったんでしょうか。
そういえば、重明は「お前が修練に励むのは母親を迎えに行くためだ。その代わり18歳まで女子には会えぬ。帝王谷にいるしかない」と言っていました。
視聴者が知らない間に、九嶷山で新しい設定が加わって女の子に会ったらダメってことになったんでしょうか?
話さないのもその設定のため?
5年前は鮫人の秋水が怪しい動きをし、今回は氷族の智者が白薇皇后の后土の指輪を狙っていることが判明しました。
后土の指輪があれば空桑は滅ぼされてしまうそうですが…?
ということで、智者の送り込んだ巫咸が、たぶん帝王谷に忍び込んでいるのではないかと思います。
なので、最後時影が攻撃したように見えましたが、あれは朱顔に対する攻撃ではなく、氷族の怪しい軍団に対する攻撃だと思いました!どうでしょうか。
来週の答え合わせが楽しみです。
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