玉骨遥(ぎょっこつよう) 第12話 雷鳴と揺れる心 あらすじ
心が動じれば霊識草で作った腕輪は揺れ音がなる。
時影を動じさせようと、六族の子弟たちは時影の前でふざけたり近寄ったりした。
しかし時影の腕輪は全く揺れなかった。
青罡も全く動じなかったが、雪鷺が近づくとすぐに腕輪が揺れ光った。
朱顔は時影を驚かせようと思って近づき、自分を好きなのか至近距離で聞いてみた。
腕輪は全く反応しなかったが、朱顔が落胆して去るとすぐに雷が鳴った。
雷鳴に続く大雨を警戒し授業はそこで解散となった。
朱顔が何かを言ったことで、時影は雷を招いた。
重明は時影に術を施しておいてよかったと思った。
朱顔が腕輪を揺らさないよう修行していると時影がやってきた。
朱顔が修行の場に選んだ場所は時影が修行している場所だったのだ。朱顔は時影の隣で修行を行った。
しかし雑念が払えず指輪は動き続けた。
時影が隣にいると心が乱れると朱顔が講義すると、雷が鳴り天候が荒れた。
時影は霊識で雨粒をしのぐ術を朱顔に教えた。
無事に習得できた朱顔の右手から 残っていた”頑”の文字を時影は消した。
嬉しくて朱顔は時影に抱き着いた。
すると時影は手乗りサイズの小さな白い獣になってしまった。
時影は重明に何をしたのか問い詰めた。
重明は朱顔と懇ろにならぬよう女色に惑わず修行できる術をかけたのだと話した。
朱顔は2人の話を聞いていた。
朱顔が現れ尋ねると、時影は自分が獣の化身であることを認めた。
時影があの獣なのだと確信した朱顔は、時影のことを小白師匠と呼んだ。
朦朧とする赤淵の頭に「止淵、蒼梧の淵でお前を待つ」という声が響いた。
修行が始まり半月が経った。
明日は理論試験がある。
今の所1位は雪鷺、2位は1点差で青罡、朱顔は最下位だった。
青罡は朱顔に雪鷺について語った。
努力家で負けず嫌いだが人を傷つける気はない、と。
朱顔は、雪鷺は狡猾な蛇だと言ったが、青罡は誤解だと言い雪鷺を好きだと認めた。
青罡は朱顔に菓子を差し出した。
朱顔は食べてから、それが雪鷺からの差し入れだと知った。
2人は眠気に襲われ寝てしまい、試験を受けられなかった。
雪鷺は山を去るという青罡の気が変わるかもしれないと警戒し睡眠薬を盛ったことを認めた。
雪鷺は自分の話を信じ素直に菓子を受け取った青罡を馬鹿にし、「私が好きなの?」と言って迫った。
朱顔は我慢できず雪鷺に術を放った。
時影が現れ、朱顔は試験を欠席し学堂を尊ばず学友を傷つけたとして罰を命じられた。
時影が去ると、どうせ一番弟子になれないと雪鷺は朱顔を見下した。
朱顔は荒れ、青罡と雪鶯と共に酒盛りをした。
何が何でも雪鷺から一番弟子の座を奪うためにはどうすればいいか、朱顔は青罡に尋ねた。
最後の試験で雪鷺を完膚なきまで叩き潰すことだと青罡は言った。
青罡と雪鶯が酔いつぶれ、酔った朱顔が一番弟子になると息巻いている所に時影が現れた。
朱顔は修行するのだと言って小白師匠を探しながら清修殿に向かった。
吐きそうになった朱顔は時影を寝台に押し倒した。
すると時影は小白師匠の姿になった。
朱顔はそのまま寝てしまった。
時影は大司命が雪鷺に対し、「事が成れば2人は空桑の帝君と皇后だ」と話しているのを聞いてしまい…?
感想
えっと。
えっとですね、先週の10話を見終わった後、今週のドラマのタイトルが「秘められた少司命の素性」と「雷鳴と揺れる心」だということで、どんな内容か予想しました。
その時は、時影の素性がバレてしまって時影の怒りの雷鳴がとどろくのではないか、みたいに想像したわけです。
その場合青罡が素性をばらすことになるだろうから、それは嫌だな、なんてね。
前回、青罡は黙っていてくれることが判明しましたが 雪鷺がまだいるので警戒を怠ってはいけないと警戒心モリモリで見守りました。
ところがふたを開けてみたら12話はラブコメでした!
全然予想と違っていましたが、ニヤニヤ回、楽しませていただきました。
“驚かせてみよう”と思って、雪鷺と同じ色仕掛け作戦に出た朱顔には驚きましたが、腕輪を揺らさず天候を変える時影にはもっと驚きました。
確か霊識草は雑念に反応し揺れ音が鳴るということでしたが、時影レベルになると腕輪を通り越して先に気象を変えてしまうようです。
おそらく時影が感情を爆発させて雷を呼んだのは3話が初めてなんだと思います。
あの時、大司命も驚いてましたから。
あの日雷を呼び気象を変えたことで、時影はすっかり気象を変える体質になってしまったということでしょうか?
うっかり天気を変えてしまう体質に!?
視聴者的にはクールな時影の内面が非常に分かりやすくなってとてもいいと思います(笑)
そして前回重明が使った女色に惑わされなくなる術の正体が判明しました。
ドッキリすると小さくて白い獣になってしまう術でした。
何だこれ、可愛いな。
時影の動揺が雷同様分かりやすくていいですね。
時影は物理攻撃に弱いようですね( ..)φメモメモ
ただ、問題は法術を解く方法は解読されていない、ということです。
今は可愛いなんて言いながらニヤニヤしてられますけれど、このままじゃロマンチックなあれやこれが何もできないじゃないですか?
それは困ります。大分困ります。
一刻も早く法術を解く方法を見つけてください!
時影が獣の姿で帰ってきたことで、朱顔との間に何かあったと察した重明が妄想した場面、面白すぎました。
朱顔がタコ口で時影に迫ってました。
あれの何がすごいって、あの顔をできる朱顔もすごいですが、笑わずにいられる時影もすごいです。
そしてあんなのを想像した重明もすごい。みんなすごかった。
そういえば、重明の恋愛事情ってどうなっているんでしょうか?
色々鳥は種類がありますが、重明は白くて大きいので白くて大きい鳥の代表(?)白鳥について調べてみました。
白鳥は5月~6月に3~7個くらい卵を産み育てるらしいと知りました。
重明は9000歳です。間を取って1年に5個卵を産むとして、9000年。
45000人くらい子供がいてもおかしくないかも!?
それなのにあの妄想力?
ナルシストな重明は他人(他鳥)に興味はないから子供もいないでしょうか?
あるいは鳥は恋愛しないので、見たことのある人間の恋愛の中からひねり出した妄想でしょうか?
とにかく笑えました。
1か月の予定で修行が始まりましたが、もう半月が経ったということです。
筆記試験を控えたある日、お菓子をもった雪鷺から”生い立ちの関係で負けず嫌いだから友達を作れないけれどあなたと友になりたい”と言われた青罡は、まんまとお菓子を受け取ってしまいました。
もともと好きなのバレバレでしたしね。
その相手からあんな感じで来られたらね、そりゃそうでしょうね。
お菓子には睡眠薬が入っていました。
雪鷺は1点差で2位の青罡を排除したかっただけですが、巻き込まれて朱顔も試験を受けられませんでした。
驚いたのは「私は正々堂々と主席になりたい」と雪鷺が言ったことです。
雪鷺的には、薬を盛るのも正々堂々の内に入るということだそうで、恐ろしくなりました。
確かに正々堂々って曖昧な概念かもしれません。
手出ししてしまった朱顔は現場を押さえられ、時影に怒られてしまいました。
被害者なのに怒られ、さらに雪鷺から見下された朱顔は一番弟子になろうと酔っぱらいながら決意しました。
雪鷺と時影をお似合いだという雪鷺の取り巻きのセリフにカチンときていたのもあるみたいなので、朱顔の決意の奥底には時影に対する恋心がありそうです。
時影も朱顔が一番弟子になりたがっていると知りました。
そして大司命が自分と雪鷺をくっつけようとしていることも知りました。
来週は13話「弟子選抜の決着」14話「あなたと見たい景色」ということで、ついに一番弟子が決まりそうです。
止淵という人が誰かに呼ばれているという、赤淵の気になる描写もありました。
10話で出てきた龍神関係の何かでしょうか?
氷魄という対赤族用の法器を持つ雪鷺にも勝ち、朱顔が一番弟子になると信じて来週を待ちたいと思います。
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