玉骨遥

時影は朱顔に険しい道になっても一番弟子になりたいか尋ねた。朱顔は試してみたいと答えた。時影は朱顔を一番弟子にしどんな局面でも朱顔と戦おうと決めた。龍神の支族である赤淵は目覚めようとする龍神に呼ばれ黄泉の滝に行った。龍神は星尊と六部への恨みを語った。

時影は朱顔の作った霊識草の腕輪を身に着けた。時影を動揺させようと六族の子弟たちは挑んだが、時影の心は揺れなかった。朱顔も「私のことが好きなの？」と言って時影に迫ったが腕輪は揺れなかった。雷鳴が轟き講義は終わった。雷鳴は時影の動揺から起きたもので…？

朱顔は時影の髪を青罡に届けた。青罡は髪と筆を融合させ少司命が世子であることを知った。青罡は時影に勝負を挑んだが全く歯が立たず鵲踏枝の毒を使った。時影は青罡が自害するつもりだと知り、鵲踏枝の毒を自分の指先に引き受けた。青罡は正体を口外しないと誓った。

玉骨遥(ぎょっこつよう)　第10話　落ちこぼれ弟子　あらすじ 朱顔しゅがんは布の垂れさがる場所に閉じ込められた。以前にも同じ場所に閉じ込められた気がするが、思い出せず歯がゆい思いをした。朱顔しゅがんが術を使うと時影じえいの服の袂に穴が開き、...

時影と朱顔は混沌の中で老婦人に会い、一緒に暮らそうと誘われた。時影はその話に乗り、朱顔の手を取り一緒に暮らそうと誘いお菓子を食べさせた。老婦人が痴霊の本性を現し、時影は葬った。満足させると御しやすくなる痴霊に合わせ、時影が演技した者だった。

朱顔は青罡と組むことになった。大司命は雪鷺こそ時影の后にふさわしいと考え、司空たちに白家の2人を密かに助けるよう命じた。青王の放った間者である青罡は邪魔だと考えた大司命は、朱顔と青罡を排除させることにした。朱顔たちは窮奇に襲われ…？

青王と青雲は大司命が時影を助け匿っているのではないかと考えた。青雲から呼び出しを受け帝王谷について聞かれた雪鷺は、青雲も大司命も注目する神官に近づこうと考えた。時影が18歳になり、元服式と少司命就任式が行われることになった。合わせて時影の弟子も選抜されることになり…？

雪鷺は雪鶯が男に誘惑されていると六王に訴え出た。重明は朱顔に、元神を戻す術を知りたければ星尊帝の陵墓から七星灯を持ち帰るよう言った。朱顔は命懸けで七星灯に霊力を注ぎながら幻を見ていた。炎の渦巻く坤元宮から亡き世子を助け出そうとする朱顔の姿をみた時影は？

大司命は時影を正気に戻した者の存在に気づいた。雪鶯は山中で気の弱い青年に出会い意気投合した。青年は時雨だった。重明の羽で衣を作った雪鶯は望星使に選ばれたが、時雨は雪鷺ばかり気遣った。雪鶯の舞衣に重明の羽が使われているのに気づいた大司命は雪鶯を疑い…？

復讐を誓い心魔に囚われそうになっていた時影を正気に戻したのは朱顔だった。時影の攻撃を食らい瀕死となった朱顔を時影は全霊力を注ぎ治療した。時影と重明は朱顔こそ災いの娘だと確信した。時影のため朱顔をころそうとする重明を、時影は阻んだ。